映画【天気の子】須賀はなぜ廃ビルで待っていた?フェリー・浸水・最後の行動を考察

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映画【天気の子】は、一度観ただけでは気づきにくい疑問点が多い作品です。
登場人物の行動やセリフの背景に明確な説明がない場面もあり、観終わったあとに「なぜ?」と感じた方も多いかもしれません。

今回は、映画【天気の子】の中でも須賀に関わる気になりやすいポイントを整理しながら、次の3点を見ていきます。

1.帆高と同じフェリーに乗っていたのは?
2.窓を開けて部屋を水浸しにしたのは?
3.廃ビルで待っていた理由は?

帆高と同じフェリーに乗っていたのは?

帆高が家出をして東京へ向かう場面では、同じフェリーに須賀も乗っていました。
その後、強風で足を滑らせた帆高を須賀が助けることで、2人は東京で再会する流れにつながります。

作中では、須賀がなぜそのフェリーに乗っていたのかは明確には描かれていません。

東京行きのフェリーだったことを考えると、須賀は離島から戻る途中だった可能性があります。

考えられるのは、

・都市伝説の取材
・晴れ女に関する調査
・私的な用事

このあたりです。

須賀は後に帆高と夏美へ「晴れ女」に関する取材を頼み、自身も娘のために晴れを願っていたことがわかります。
そのため、この時点ですでに異常気象や天候に関する情報を追っていたとしても不自然ではありません。

初めて観たときは偶然の出会いに見えましたが、改めて観ると須賀があの雨の中でデッキへ出ていたこと自体に、すでに何か目的があったようにも感じました。

もし取材ではなく私的な理由だった場合は、親類や家族関係で島を訪れていた可能性もあります。
須賀自身や亡き妻に離島とのつながりがあったという見方もできます。

また、島から出てきた帆高に名刺を渡した場面は、どこか自分自身を重ねていたようにも見えます。

窓を開けて部屋を水浸しにしたのは?

帆高に家出の捜索願いが出ていたことで、須賀のもとにも刑事が訪ねてきます。

このあと須賀は、これ以上ややこしいことに巻き込まれたくないという思いから、帆高を事務所から追い出します。

ただ、その夜の須賀はどこか割り切れていない様子でした。
酒を飲みながら亡き妻の写真を見つめる姿には、言葉にしづらい罪悪感もにじんでいます。

そして印象的なのが、地下にある編集部の窓を自ら開けた場面です。

前日まで降り続いていた雨の影響で、窓の外にはすでに大量の水がたまっていました。
開ければ部屋に水が入ることは、須賀自身も分かっていたはずです。

それでも窓を開けたのは、深く考えた行動というより、そのときの感情がそのまま出たようにも見えます。

帆高を追い出した後悔。
妻を失ってから抱えてきた空虚さ。
そして、自分の生活を守ろうとして誰かを切り離した苦さ。

そうしたものが重なった結果、少し投げやりな行動になったのかもしれません。

初めて観たときは不思議な場面に感じましたが、見返すと須賀の気持ちが最も崩れていた瞬間にも見えました。

結果として、この浸水によって編集部の中にあったものは一度すべて水に流されます。
それは須賀の中で一区切りをつけるような演出にも感じられます。

廃ビルで待っていた理由は?

萌花が「陽菜がお祈りしてくれた」と話したことで、須賀は陽菜の存在をあらためて意識します。
さらにその頃、帆高が陽菜に会うため警察署から逃げ出したことも伝わってきます。

そんな中で印象的なのが、須賀が帆高より先に廃ビルへ来ていた場面です。

なぜ須賀は、あの場所に向かったのでしょうか。

作中では明確な説明はありませんが、この時点で須賀はすでに「陽菜が天気の巫女である可能性」を理解していたと考えられます。

気象神社で天気の巫女の話を聞き、陽菜の力も目の前で見ていたため、帆高が向かう先をある程度予想できたのかもしれません。

また、陽菜が空へ向かう夢のようなイメージは、帆高や凪だけでなく、須賀もどこかで感じ取っていたようにも見えます。

初めて観たときは偶然先回りしていたように感じましたが、見返すと須賀なりに「このままでは取り返しがつかない」と考えて動いていたようにも見えました。

須賀があの場にいた理由は、帆高を止めるためだった可能性があります。

陽菜が人柱になることで天気が戻る。
その流れを受け入れることが、大人として現実を受け入れることだと考えていたのかもしれません。

だからこそ、最初は帆高を止めようとします。

帆高を止めようとした須賀の姿は、少年を止めるというより、自分自身に現実を受け入れろと言い聞かせているようにも見えました。

しかし、警察に押さえつけられながらも陽菜のもとへ向かおうとする帆高を見たとき、須賀の気持ちは変わります。

自分が失ったもの。
守れなかったもの。
それでも手を伸ばそうとする帆高の姿に、須賀自身の本音が重なったようにも見えます。

その結果、須賀は刑事に体当たりし、帆高を先へ行かせました。

あの行動は、帆高を助けたというより、須賀自身が押し込めていた感情を解放した瞬間だったのかもしれません。

以上が、『天気の子』で須賀の行動が気になりやすい3つの場面についての考察でした。

須賀はセリフが多い人物ではありませんが、表情や行動を追っていくと、そのとき何を迷っていたのかが少しずつ見えてきます。

一度観たときと、背景を意識して観直したときでは、受け取り方が変わる場面もあるかもしれません。

あのとき須賀は、どんな気持ちだったんだろう…

もう一度観ると、違った見え方になるかもしれません。

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須賀の声優は?

小栗旬さんのプロフィール

映画『天気の子』では、須賀圭介の複雑な心情を繊細に演じていることでも印象に残ります。

  • 名前: 小栗 旬(おぐり しゅん)
  • 生年月日: 1982年12月26日
  • 出身地: 東京都
  • 身長: 184 cm
  • 血液型: O型
  • 職業: 俳優、実業家
  • 活動期間: 1994年~

小栗旬さんは、1998年のドラマ『GTO』で連続ドラマにレギュラー出演し注目を集めました。
その後、2007年のドラマ『花より男子2(リターンズ)』で花沢類役を演じ、一気に知名度を高めます。

以降も『ごくせん』『救命病棟24時』『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』『リッチマン、プアウーマン』『BORDER』『信長協奏曲』『ウロボロス』『日本沈没』『鎌倉殿の13人』など、数多くのドラマや映画、舞台に出演しています。

幅広い役柄を演じ分ける実力派俳優として、日本を代表する俳優の一人です。

また2023年には、長年所属していた事務所の社長に就任し、俳優活動だけでなく経営面でも新たな挑戦を続けています。

みんなの評判は?

須賀は派手な登場人物ではありませんが、終盤にかけて印象が大きく変わるキャラクターとして挙げる声も多いようです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 須賀はなぜ最後に帆高を助けたのですか?

最初は帆高を止めようとしていましたが、陽菜を助けようとする強い気持ちを目の前で見て、自分の中にあった本音が動いたと考えられます。

Q2.須賀は最初から陽菜が天気の巫女だと気づいていたのですか?

気象神社の話や陽菜の力を見たことで、少なくとも廃ビルへ向かう頃にはその可能性を強く意識していたと考えられます。

須賀の表情や終盤の流れは、背景を意識して見返すと印象が変わる場面もあります。

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まとめ

映画『天気の子』で須賀の行動が気になりやすい場面をあらためて整理すると、どの場面にも「大人としての迷い」と「割り切れない本音」が見えてきます。

フェリーで帆高を助けた場面。
窓を開けて編集部を水浸しにした場面。
そして廃ビルで最後に背中を押した場面。

一見すると説明が少ない行動ですが、見返していくと須賀という人物の印象も少し変わってくるかもしれません。

須賀の表情をもう一度追ってみたくなりますね。

須賀の視点から見直すと、陽菜や帆高の行動にも違った意味が見えてきます。

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