映画【大名倒産】　ネタバレ　黒幕と結末

映画
2024.08.15
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映画【大名倒産】は、『こんな夜更けにバナナかよ』や『老後の資金がありません！』でお馴染みの前田哲が監督。原作は、ベストセラー作家の浅田次郎の同名小説です。

映画【大名倒産】の黒幕と結末について解説します。

今回紹介するのは、下記の「3点」です。

1.丹生山藩主　一狐斎
2.天元屋の女主人
3.老中首座　仁科摂津守

丹生山藩主　一狐斎

丹生山藩主の一狐斎は、後継者に悩んでいました。長男は落馬で死去、次男の新次郎はビックリするほどのうつけ者、三男の喜三郎は生まれつきの病弱でした。奉公の娘･なつ(宮崎あおい)との子･小四郎(神木隆之介)を預けていたのを思い出します。

この小四郎を藩主にするべく呼び出して伝えます。『丹生山藩13代目藩主となれ。』自分は、隠居すると言いますが、これにはある魂胆がありました。

その魂胆とは…莫大な借金を抱えて返済も出来ずに計画的に倒産させて借金を踏み倒す計画でした。これぞ【大名倒産】です。

借金はチャラになりますが…藩はおとりつぶし、大半の藩士は路頭に迷い、藩主は責任をとって切腹になります。すべての責任を小四郎に押し付けようとしていたのです。なんともズルい奴(怒)

天元屋の女主人

一狐斎は好きで藩の借金を作った訳ではなく、金貸業を行う大坂の豪商･天元屋が関係していました。天元屋の女主人･タツ(キムラ緑子)が仕組んだことでした。

見るからに怪しい雰囲気で見た目で悪い奴って分かります(笑)　あくどい商売をしてるからでしょう、身に付けている装飾品もゴージャスな感じ。全身を見れば儲けてるのが分かります。

藩の勘定方･橋爪(小手伸也)は、天元屋の悪事の証拠になる帳簿をこっそりと作成してました。小四郎は、藩の帳簿と照らし合わせて中抜きしてる金額をはじき出します。

幕府の呼び出しの日。天元屋の中抜きを伝えます。老中の板倉(勝村政信)は証拠を出せと追及。前の日に天元屋の蔵にあった丹生山藩の藩印がついた小判が大量に見つかっていました。この在りかの場所を知らせたのは…なんと！前藩主の一狐斎でした。これは驚きました！根っからの悪者ではありませんでした。

老中首座　仁科摂津守

悪事を働いていたのは天元屋でした。と、他にもう一人。老中首座の仁科(石橋蓮司)でした。

丹生山藩以外にも他の藩からの献上金を横領していたのが分かります。一狐斎が他の藩主から署名を集めた物を見せます。この証拠と署名で中首座の仁科は失脚することに。

丹生山藩の借金も天元屋から回収し、足りていない分は一狐斎の隠し資産で補填。小四郎との掛けに負けて払うことになりますが、一狐斎も全てが解決し、今後の藩の財政も目途がついて嬉しそうでした。

以上が、映画【大名倒産】の黒幕と結末でした。

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印象に残ったセリフ・シーン

ホントに豪華な出演陣なので名セリフや珍セリフも多かったですね。メイキング見て分かりますが、皆さんが笑顔で楽しく撮影していたのが分かります。演者が楽しめば、見てるこちらも楽しく感じるもの。ただ本編では締めるところもありました。

印象に残ったセリフ

『武士道とは死を軽んじるという事ではありません』

母のなつ(宮崎あおい)から小四郎が言われた言葉。心優しい小四郎が死を嫌がった時に主君を守るためにも命を粗末にしてはならない。

藩の借金が返済出来なければ切腹の危機があると知った時にも、この言葉を思い出し、何とか切腹しないでよい方法を見つけようとします。

印象に残ったシーン

松平家三兄弟のほのぼのシーン

三兄弟が出るシーンは、どれもほのぼのとして和むシーンでした。

三男の喜三郎(桜田通)がハイトーンで和歌を詠むシーンは、主役の神木隆之介が『桜田通さんがこん身の役者人生をかけて歌っています！』このシーンが見どころですとメイキングで発言していました。

更には、藩の借金返済に頭を悩ます小四郎。元気のない弟を次男の新次郎(松山ケンイチ)が特大のおにぎりを作ります。三兄弟が縁側で並んで美味しそうに頬張ります。

家督争いにもならなかった兄弟たち。仲の良い雰囲気が画面からも伝わりました。

みんなの評判は？

まとめ

映画【大名倒産】の黒幕と結末について解説しました。

今回紹介したのは、下記の「3点」です。

1.丹生山藩主　一狐斎
2.天元屋の女主人
3.老中首座　仁科摂津守

ハチャメチャだったけど… 黒幕も判明してスッキリしたなぁ～

ん～やっぱり、もう1度見てみたいなぁ…

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