映画【天気の子】は、一度観ただけでは気づきにくい描写や、はっきり説明されない場面も多い作品です。
今回はその中でも、主人公・帆高の行動で気になりやすいポイントを3つに絞って考察します。
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— 映画『天気の子』 (@tenkinoko_movie) August 5, 2019
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1.帆高が雨を喜んだのはなぜ?
2.帆高が銃を持っていた意味は?
3.帆高はなぜ衝動的に動くのか?
帆高が雨を喜んだのはなぜ?龍神との関係はある?
【☔️初解禁カット①☀️】#醍醐虎汰朗 さんが声を務める帆高。
— 映画『天気の子』 (@tenkinoko_movie) March 30, 2019
離島から家出したきた高校生は、東京の小さな編集プロダクションに住み込みで働くことになります。#天気の子 #新海誠 pic.twitter.com/j3qMemuwMt
帆高が東京へ向かうフェリーに乗った場面では、船内アナウンスで激しい雨への注意が流れていました。
普通なら船内に留まりたくなる状況ですが、帆高はわざわざデッキへ出て、雨を浴びるように空を見上げます。
この行動は初見では少し不思議に見えます。
危険を避けるより、むしろ雨を自然に受け入れているようにも見えます。
作中では、占い師の老婦人が晴れ女と雨女について説明する場面があり、
- 晴れ女には稲荷系の霊
- 雨女には龍神系の霊
という話が出てきます。
さらに龍神系の特徴として、
- 水を好む
- 気が強い
- 大雑把な面がある
とも語られていました。
この特徴を帆高に重ねてみると、確かに共通する部分があります。
東京へ来てからも、彼は細かいことを気にせず衝動的に動く場面が多く、水や雨に対して強い拒否感もありません。
もちろん作中で帆高自身が龍神系だと明言されているわけではありませんが、
陽菜だけでなく、帆高側にも天候とつながる何かがあるのではないか
と考えると、この冒頭シーンの見え方が少し変わってきます。
物語の最初に置かれたこの雨の場面は、帆高という人物の内面を静かに示していたのかもしれません。
帆高が銃を持っていた意味は?「お守り」が象徴する不安定さ

歌舞伎町の雑居ビルで、帆高はゴミ箱に捨てられていた拳銃を偶然見つけます。
普通なら触れずにその場を離れそうなものですが、彼はその銃をカバンに入れて持ち歩くことになります。
後に陽菜へ「お守り代わりに持っていた」と話しますが、もちろん本来、拳銃がお守りになるはずはありません。
むしろこの銃は、帆高の不安定な心を象徴する存在として描かれていたように見えます。
作中で帆高が銃を使うのは二度あります。
- 一度目は、スカウトマンに押さえつけられ暴力を受けた場面
- 二度目は、陽菜を助けに行った廃墟ビルで須賀に止められた場面
どちらも共通しているのは、
自分が追い詰められた瞬間に衝動的に引き金を引いていることです。
冷静な判断というより、逃げ場を失った末の反応に近く見えます。
帆高は島を飛び出し、東京でも居場所が定まらないまま生きています。
誰にも頼れず、常に何かに追われているような不安を抱えていたからこそ、
「何かを持っていないと落ち着かない」
そんな心理がお守りという言葉に表れていたのかもしれません。
さらに銃は、
- 大人社会への反発
- 束縛から逃れたい気持ち
- 自分を守りたい衝動
を一つに集めた象徴にも見えます。
便利な道具ではなく、持った瞬間から帆高自身を苦しめる存在になっていくところに、この作品らしい危うさがあります。
帆高はなぜ衝動的に動くのか?感情が先に走る理由
帆高の行動を振り返ると、全体を通して「考える前に動いてしまう」場面がとても多く描かれています。
物語の始まりからすでにそうでした。
はっきりした理由を語らないまま、「苦しくなって」島を飛び出し、東京へ向かいます。
仕事も住む場所も決まっていないままの上京で、手持ちのお金を気にしながら飲み物だけで空腹をしのぐ場面もありました。
さらに東京では、
- 偶然見つけた銃を持ち歩く
- 頼るあてもないまま須賀の事務所へ向かう
- 陽菜を助けようとして危険に飛び込む
など、その場の感情で動く場面が続きます。
その後も、
- 深く計画せず「晴れ女」ビジネスを始める
- 警察の職務質問から逃げる
- 警察署から飛び出す
- 線路を走って移動する
- 須賀の制止を振り切って銃を撃つ
と、常に行動が先にあります。
特に印象的なのは終盤です。
帆高は東京の未来よりも、
陽菜を取り戻したいという気持ちを最優先します。
空の上で陽菜と再会したあとも、
「世界の形より、自分にとって大切な存在を選ぶ」
という決断を迷わず選びました。
東京が雨に沈んでも、その選択を後悔していないところに帆高らしさがあります。
こうして並べると、帆高は無謀というより、
理屈より感情で生きる人物
として一貫して描かれていることがわかります。
新海誠作品では珍しく、社会の正しさより個人の感情を最後まで押し通した主人公とも言えそうです。
だからこそ帆高は、共感しやすい主人公というより、危うさごと印象に残る主人公として語られることが多いのかもしれません。
帆高の行動をあらためて追っていくと、冒頭では気づかなかった細かな描写にも意味があったことが見えてきます。
50代の目線で見ると、あの勢いのまま突き進める帆高の危うさが、少し羨ましく感じる場面でもありました。
一度観たときと、考察を知ってから観なおしたときでは、印象が変わる作品かもしれません。

あれっ…? そんな場面だったかな。
もう一度見返したくなってきた…
という方へ。
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森嶋帆高の声優・醍醐虎汰郎さんとは?
19歳だー!!!
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皆さんこれからも
よろしくお願いします!! https://t.co/yGKOyVj0Ud
森嶋帆高の声優は、醍醐虎汰郎(だいごこたろう)さん。オーディションで2000人を超える中から選ばれました。
醍醐虎汰郎さんのプロフィール
- 生年月日:2000年9月1日
- 血液型:A型
- 身長:167cm
- 出身地:東京都
- 事務所:エーライツ
- 趣味:ゲーム・ゴルフ・ランニング・サウナ
- 特技:サッカー・水泳・空手・ボクシング
森嶋帆高の声を担当したのは、俳優の醍醐虎汰郎(だいご こたろう)さんです。
『天気の子』では、2000人を超えるオーディション参加者の中から選ばれました。
まだ10代での大抜擢でしたが、帆高の不安定さやまっすぐさを自然に表現していたことでも注目されました。
2017年には舞台『弱虫ペダル』で一般公募オーディションを経てデビューし、初舞台で主人公を務めています。
その後も、
- 2022年『千と千尋の神隠し』ハク役
- NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』
- 『家政夫のミタゾノ』
など、舞台・映像作品の両方で活動を広げています。
みんなの評判は?
帆高の行動に共感する声もあれば、その無計画さが強く印象に残ったという声も見られます。
君の名はと天気の子どちらかといえば君の名は派ですが天気の子の方が場面場面での感動度は高いです
— haru (@haruonngaku) January 6, 2023
一番好きなのは空の上で穂高が言った言葉「青空よりも、俺は陽菜がいい
天気なんて、狂ったままでいいんだ!」かな
グランドエスケープのタイミング神すぎるしセリフも神だしもう何もかも最高
安定に天気の子泣いた。
— ありすてぃん!🎀🔥相互垢 (@alice_xoxo_p) January 3, 2021
『世界はもともと狂ってたんだよ』
今のコロナ社会を暗示してるかのよう。
でも些細な幸せを大事にしようって言われてるかのような気がして。
あと穂高の真っ直ぐな心に5回目心打たれました。
映画4回見て今回またみたけど毎回泣けてしまう。
この映画大好きだ。
やっぱり「天気の子」はセカイ系に対するアンチテーゼって印象だな。その上で「世界を変えた?バカじゃねーの」って切り捨てる須賀さんと「それでも僕は陽菜さんを選んだんだ!」って言い切る穂高の対比がミソよね
— 神城蒼馬 (@sohma_k) January 3, 2021
天気の子は本当に穂高くんの無計画ぶりが最高だが、それはそうと振り回される警察が可哀想と言われたら「うむ……」ってなっちゃう
— シズヲ@ヒマラヤ雪男の涙 (@Shizuo_Forever) January 3, 2021
よくある質問(FAQ)
Q1. 帆高はなぜ最後に陽菜を選んだのですか?
帆高は東京の未来よりも、自分にとってかけがえのない存在である陽菜を選びました。社会全体の正しさより、自分の感情を優先したところに『天気の子』らしい結末があります。
Q2. 帆高の銃は何を象徴していたのでしょうか?
作中の銃は単なる小道具ではなく、不安定な心や大人社会への反発、自分を守りたい気持ちを象徴していたと考えられます。
まとめ
映画『天気の子』で描かれた帆高の行動を振り返ると、一つひとつが衝動的に見えても、そこには彼なりの強い感情が通っていました。
今回取り上げたポイントは次の3つです。
1.帆高が雨を喜んだのはなぜ?
2.帆高が銃を持っていた意味は?
3.帆高はなぜ衝動的に動くのか?

あれっ…? そんな場面だったかな。
もう一度見返したくなってきた…
帆高だけでなく、陽菜や須賀の視点から見ていくと、『天気の子』の印象もまた少し変わってきます。
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陽菜や須賀の立場から見直すと、ラストの受け取り方も少し変わってくるかもしれません。
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