映画【君の名は。】は、公開から時間が経った今でも繰り返し観たくなる作品として多くのファンに愛されています。
その理由は、音楽・映像・ストーリーの3つが自然に重なっているからです。
『君の名は。』、2018年1月3日の夜9時からテレビ朝日系24局ネットにて放送決定です!お楽しみに! #君の名は。 pic.twitter.com/01DmFOVvJj
— 映画『君の名は。』 (@kiminona_movie) December 7, 2017
映画『君の名は。』が今も印象に残る理由をあらためて振り返ると、特に大きいのは次の3つです。
1.RADWIMPSの音楽
2.アニメーションの美しさ
3.男女の入れ替わりから始まるストーリー展開
RADWIMPSの音楽
数ある『君の名は。』の魅力の中でも、まず印象に強く残るのが RADWIMPSの音楽 です。
曲が流れ出すタイミングが非常に絶妙で、物語の展開と重なるたびに自然と画面へ引き込まれます。緊張する場面では思わず力が入り、感動する場面では胸が震え、涙をこらえたくなる――音楽が感情の動きをさらに大きくしていると感じました。
『君の名は。』がここまで心に残る理由のひとつは、映像と音楽が一体で設計されているからだと思います。
実際に新海誠監督は、RADWIMPSの楽曲を受けながら脚本や演出を調整していったことを語っています。
2022年に「関ジャム(現在のエイトジャム)」へ出演した際には、絵コンテや脚本の段階から何度もやり取りを重ね、完成まで1年半近くかけたことも明かされていました。
今作ではボーカル曲4曲に加えて、22曲のインストゥルメンタルも映画のために制作されています。歌詞も作品に寄り添いすぎず離れすぎず、物語の余韻を広げる役割を果たしています。
特に 「前前前世」や「スパークル」 が流れる場面は、ストーリーの勢いそのものを押し上げていて、『君の名は。』を語るうえで欠かせない場面です。
新海誠監督もシネマトゥデイのインタビューで、RADWIMPSの曲によって作品がさらに一歩先へ進んだと語っています。
実際に次のような言葉も残しています。
作品に疾走感みたいなものを与えてくれたのが彼らだと思います。具体的に言うと、最初、瀧と三葉は夢の中で出会って、スマホを通じてコミュニケーションをする。つまりメモのやりとりですね。そういう脚本だったんです。
でも、RADWIMPSの曲をもらって絵コンテにどう使おうか考えていると、スマホのやりとりだけじゃダメだ、と思ったんです。「もう一歩進んだ何かを、彼らはやらなきゃいけない、やらなければおさまらない!」みたいな気持ちにさせられた。手や顔に文字を書きなぐる、お互いの体に物理的に何かを刻む、というシーンは、RADWIMPSの曲を聞いて湧いてきたものです。最終的には映画の演出まで彼らのテイストから影響を受けたので、映画からは切り離せないですね。
とはいえ、彼らの曲は映画にべったりではない。映画のストーリーそのままを歌詞で歌っているわけではないんですね。でも映画から完全に離れてもいない。物語に普遍性を加味して、幅を広げてくれました。野田さん(RADWIMPS・野田洋次郎)の距離感の取り方、バランス感覚みたいなものは、映画音楽が初めてとは思えないというか。最初に受け取ったラフ曲が「スパークル」だったのですが、ヘッドフォンで聞きながら外に出て何度も何度も聞きました。とにかく心に響いて、僕が本作で探していたものを、その曲が教えてくれたような気がして。彼らは、一種の天才だなと強く感じました。
シネマトゥデイ
実際に観ていても、音楽が流れるたびに場面の印象が一段深く残る作品だと感じました。
アニメーションの美しさ
『君の名は。』の魅力として外せないのが、細部まで丁寧に描かれたアニメーションの美しさです。
飛騨を思わせる糸守の風景では、日本の自然や神社など歴史を感じる建物がやわらかく描かれていて、静かな空気まで伝わってくるように感じます。
一方で東京のシーンでは、新宿や渋谷の人の流れ、電車の移動、街の光まで細かく描かれていて、都会の慌ただしさと鮮やかさがしっかり表現されています。
この 田舎と都会の対比 があることで、瀧と三葉がそれぞれ相手の世界に惹かれていく流れにも自然に入り込めます。
新海誠監督もインタビューで、今回はこれまで以上に風景を美しく描く必要があったと語っています。
「僕の作品は実写と置き換え可能だとたまに言われるんですが、それは不可能だと思います。緻密に描いているように見えるかもしれませんが、実は思い切り主観的に抽象化しています。アニメーションだからこそ、キレイな要素だけをうまく強調させられるんです。」
ストーリーの特性を活かすために「これまで以上に風景を美しく描く必要があった」と振り返る。「『こんなステキな景色や人々に囲まれて育ったこの人は、どんな子なんだろう』という、互いを取り囲む世界を通じて男女が惹かれ合う話を描きたかったんです。なので、東京に住む高校生の瀧が田舎町の景色に、糸守に住む三葉が都会の景色に見とれるシーンを、いくつか入れています。それが濁った風景になってしまうと、観客が2人に感情移入できないですからね。」
MOVIE WALKER
実際に観ていても、背景そのものが物語の感情を支えているように感じました。
男女の入れ替わりから始まるストーリー展開
『君の名は。』は男女の入れ替わりから始まる物語ですが、単なる設定の面白さだけでは終わりません。
入れ替わりを題材にした作品といえば大林宣彦監督の『転校生』を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、本作ではそこに 1200年周期で訪れる彗星 という大きな時間の流れが重なります。
三葉や糸守町の運命が彗星によって大きく変わるなかで、瀧が三葉を救おうと動き出す展開が物語の大きな軸になっています。
何度も入れ替わるうちにお互いを気にかけるようになり、少しずつ気持ちが近づいていく二人ですが、記憶は次第に曖昧になり、やがて名前さえ思い出せなくなる――この切なさが『君の名は。』らしさだと感じます。
会いたいのに思い出せないという感情が重なることで、後半の展開に強く引き込まれました。
新海誠監督もインタビューで、こうした“切なさ”は意識して作っていると語っています。
誰にでも刺激されてると泣いてしまう心のウィークポイントがあって、僕の映画を切ないと思ってもらえるのは、そういう部分を少し押すことができているのかもしれないですね。僕らはその技術が仕事なので、もう計算しかないです(笑)。もちろんそういう計算を始める前の段階として、ひたすら自分の内面を掘り下げる過程を経ていますが
これまでの作品も男女の思春期を題材にしてきましたが、“描き切った”という気持ちはまだないんです。先日、岩井俊二監督と対談をしたときに『リリイ・シュシュのすべて』(01)や『花とアリス』(04)を見返したんですが、僕の作品にはない“青春”の側面がありました。あと『レオン』(94)のような、おじさんと子どもという設定にはぼんやりとですが興味はあります。ただ自分の興味だけでは映画はつくれないので、時代の空気を感じて、皆さんにいま見たいと思われているような作品をつくっていきたいです。
MOVIE WALKER
入れ替わりという設定の面白さだけでなく、記憶と時間が重なる切なさが、多くの人の心に残る理由なのだと思います。
以上が、『君の名は。』の魅力として特に印象に残った3つです。
懐かしくなって、もう一度観たくなった方もいるかもしれません。
『君の名は。』は、映像・音楽・ストーリーの重なり方を知ったうえで見返すと、最初とはまた違った発見があります。
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みんなの評判は?
『君の名は。』は公開から時間が経った今でも、あらためて観て感動したという声が多く見られます。
特に多かったのは、RADWIMPSの音楽と映像の重なり方に心を動かされたという感想です。
やっぱり皆さん、歌や歌詞と映像のマッチングで感動していました。
私もその一人です。おっさんにも響きました(笑)

公開された当時は小学生だったから、
ただの人気映画としか思わなかったけど
今見たら涙線崩壊
RADWIMPSの曲も最高で…

久しぶりに君の名は。見たら…
世界観や歌と懐かしさで泣いちゃった
観逃してるヒット作を観よう月間。
— H.w.G PLANNING misa | 映像制作🎥 (@pb3104) August 15, 2023
とうとう観ました、『君の名は。』
RADの楽曲とテンポ、タイミング、ストーリーの悲哀と希望とファンタジーさと、言うことなしですね✨
ヾ(o・ω・)ノ
#君の名は
#RADWIMPS pic.twitter.com/06qiWDHBSZ
君の名はみてまた泣けた…。ちょこちょこ入るRADWIMPSの曲が妙に感動を引き立てるんだよなぁ。。あと2度は見れるよ…
— uin (@Uuu0303nnn) April 12, 2024
配信で見返したあと、手元に残したい方はBlu-rayもあります。
まとめ
映画『君の名は。』の魅力を3つに絞ってご紹介しました。
1.RADWIMPSの音楽
2.アニメーションの美しさ
3.男女の入れ替わりから始まるストーリー展開
あらためて振り返ると、『君の名は。』は音楽・映像・ストーリーが自然に重なり合っているからこそ、何度観ても印象に残る作品だと感じます。
公開当時に観た方も、時間が経ってから見返すとまた違った印象を受けるかもしれません。
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