映画【前科者】 ラブシーンとラストシーンを考察

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映画【前科者】のラブシーンとラストシーンについて解説します。

今回紹介するのは、下記の2点です。

1.ラブシーンの必要性
2.ラストシーン

ラブシーンの必要性

この映画で賛否が分かれたのが、阿川佳代(有村架純)と滝本真司(磯村勇斗)のラブシーンでした。

容疑者となった工藤誠(森田剛)の保護司だった佳代と事件の聴取で偶然に出会います。誠について質問を受けてる途中で意識を失ってその場で倒れてしまいました。

当時、暴漢を受けた夢を見て醒めたのは自宅でした。滝本が連れて帰っていました。倒れて出来た傷に絆創膏を貼って処置しているところでお互いが接近してキスをします。

あまりに唐突で理解が出来なかったシーンでした。途中で滝本が亡くなった父親を思い出して行為を終えます。本編の繋がりにもなっておらず、違和感を感じました。

考察すると…過去の事件で複雑な関係になった2人。お互いが事件の影響を受けて現在の職に就いたことで、共通した苦しみがあったことを分かり合い、惹かれあっていたあの頃に一瞬で戻った?

長く離れていた時間、混じり合わないと思われた気持ち、それぞれが置かれた立場。複雑だった状況を表現しつつ、一瞬の正直な感情を観ている人に感じとってもらいたかった…のか?

佳代には贖罪の気持ち。滝本は海岸でいきなりキスされた記憶が蘇ってつい…って感じにも見えました。今の佳代には、拒否することが出来ないと思ってエスカレートしてしまった…のか?

岸善幸監督のインタビュー記事を探っても、このシーンについて述べられているものは見つけられませんでした。どういった意図あったのか知りたいですね。

ラストシーン

誠の目の前で亡くなった弟の実。彼の殺害リストの最後のターゲットは、義父を弁護した宮口エマ(木村多江)でした。押収した所持品から滝本がそれに気付いて慌てて佳代に連絡します。

保護司としてでは無い

誠は、入院している病院で宮口と接見の予定でした。佳代も病院を目指して急ぎます。病室で凶器のハサミを握りしめた誠に最初に接触したのは佳代でした。何とか間に合います。

誠の頬を殴って正気に戻そうとします。そして、幼い子供を慰めるように抱きしめて、懸命に訴えかけます。『戻って来て!このままじゃ人間に戻れなくなっちゃう』と。

佳代の訴えかけで正気に戻る誠。彼が思い留まったのは、保護司としての佳代では無く、佳代自身に対する信頼感、共感、過去に後悔している弱い立場の人間同士だったから。

佳代が自分を思ってくれる強い気持ちともうこれ以上、先に進むと本当に戻れないと思ったから。みどり(石橋静河)の言葉が蘇るシーンでした。

『佳代ちゃんの弱さは武器』『前科者に必要なのは…あんたみたいな人間だよ』まさしく、その通りな展開でした。このシーンの有村架純は、ホントに鬼気迫る表情でこんな彼女を見たのは初めてでした。凄かった…

過去の自分と決別

佳代がみどりと一緒に出掛けた先は…懐かしの海岸を訪れた後に卒業した中学校に向かいます。図書館で1冊の本を棚に戻しました。中原中也(なかはら ちゅうや)の詩集本でした。

事件で滝本の父親が亡くなって、佳代が好きだった本に殴り書きしたものでした。「殺す殺す殺す殺す」「お前はなぜ生きている」

父親を殺した犯人に向けたメッセージであると同時に佳代に対しての気持ちも含まれていたのでしょう。佳代もその本をずっと手元に置いて懺悔のような日々を送ってきました。

でも、誠の事件が解決した今、滝本の憎悪に満ちた言葉を消しゴムで消したのは、過去を清算出来た、自分で区切りをつけれた証でした。

滝本も強い怒りで書いてはいたものの、ボールペンやマジックでは書かずに消せることが出来る鉛筆で書いたものでした。そこにも意味があったのかも。

佳代は、1人で孤独だったあの頃と違って、一緒に寄り添ってくれる友達も今は居てます。過去を清算して未来に向けて歩んでいく決意をみどりに見届けて欲しかったのでしょう。

以上が、映画【前科者】のラブシーンとラストシーンでした。

ん~どんよりしたなぁ~

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印象に残ったセリフ

『戻って来て!このままじゃ人間に戻れなくなっちゃうよ』

佳代が誠に言ったセリフ。彼女は、「更生とは生き返るということ」とみどり(石橋静河)にも言ってました。

保護司としてプライドというよりかは、1人の人間として誠に対峙していました。これ程自分に必死になってくれる人が居てたら…誠は、事件を起こさなかったのかもしれません。

こんな人にオススメ

弱者に対しての見守り、社会的偏見に対するメッセージのある映画でした。

出所する半年前に仮出所する受刑者を保護観察する役目の保護司。犯罪者と社会との狭間を調整している。そんな大事な役割があるのに無給だということに驚きました。

また、作品を通して親ガチャ、いじめ、偏見等を受けて人生を踏み外していく。虐待をする人や偏見で人を見る人には観るべき映画。オススメします。

とは言え、意識的に行っている人は問題外ですが、無意識の言動や態度で人を傷つけている場合も多いはず。この映画を観ることで、色々な人の見方が変わればと思います。

みんなの評判は?

まとめ

映画【前科者】のラブシーンとラストシーンについて解説しました。

今回紹介したのは、下記の「5」です。

1.ラブシーンの必要性
2.ラストシーン

ん~どんよりしたなぁ~

細かいやりとりをもう1度見てみたい…

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