映画【前科者】 ネタバレ 考察とまとめ

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原作はコミックでWOWOWの連続ドラマを経てオリジナルストーリーで2022年1月28日公開された映画【前科者】。有村架純が主演、共演には、森田剛、磯村勇斗、リリー・フランキー など。

映画【前科者】の考察とまとめについて解説します。

今回紹介するのは、下記の5点です。

1.保護司になったのは
2.男女の関係に…
3.DVで狂った人生
4.犯罪に加担する
5.未遂

保護司になったのは

阿川佳代(有村架純)が保護司になったのは、その昔に暴漢に襲われてかばった人が亡くなった事件で、境遇や不満などを話せるような人が近くに居れば防げたと思っているから。

佳代をかばって亡くなったのは、恋人だった滝本真司(磯村勇斗)の父親。その滝本は、犯人を恨み自分と同じような人を増やさないようにと刑事になります。

2人とも、この事件をきっかけに現在の職についた点は、共通していました。ただ、それぞれの事件に対する思いは違っていました。

保護司は、何かの事件を起こして収監され、任期を前に仮出所する人を支えるのが役目。本当は、事件を起こす前に踏み止まらせるような社会の仕組みが必要なんだと認識しました。

男女の関係に…

滝本が追う事件の容疑者の保護司だった佳代と男女の関係になりそうになります。でも、滝本が父の死がフラッシュバックして行為を止めてしまいます。

佳代は、滝本に対して贖罪のつもりもあって抱かれようとしたように思いました。

佳代と滝本は、中学校の同級生の頃にキスもした間柄でしたが、滝本の父が亡くなる事件の後に佳代が引越して疎遠になっていました。

引越した理由の一つは、滝本が佳代を恨むようになったからだと思います。学校の図書館の本に「なぜおまえは生きてる?」と落書きしたのを見てショックが強かったはずです。

ここでのラブシーンには、賛否両論の意見もあったようです。これに関しては、別の記事で考察したいと思います。

DVで狂った人生

佳代が保護司を務めている工藤誠(森田剛)は、目の前で母親が殺害されるところに居合わせていました。犯人は義父でした。

妻に対するDVを理由に、市の福祉課の協力で避難していましたが、事務のミスで居場所が義父にバレたのが原因で訪ねてきて殺されてしまいました。

その後、児童養護施設に預けられますが、職員から虐められたり、暴れるのを抑える薬を飲まされておとなしくさせられたりと虐待が続きました。

全ては、義父のDVが原因。母親を奪われ、過酷な児童養護施設で暮らすようになり、誠の人生が狂ってしまいました。その後の人生に大きく影響を及ばされてしまいました。

犯罪に加担する

工藤誠(森田剛)は、偶然に弟の実(若葉竜也)と遭遇します。兄が就職した以降、児童養護施設でのいじめが激しくなり、精神的にも追い詰められた生活をしていました。

弟の実は、母を守ってくれなかった大人達に対して復習を始めていました。一番初めに、DV被害を訴え出た派出所勤務の警官。所持していた銃を奪って逃走します。

奪った銃で最初に殺害したのは、区役所の福祉課の女性職員。誤って母親の住所をDVする義父に伝えてしまいました。その次は、児童養護施設で実に薬を与えて管理しやすいようにしていた職員。

犯行を止めなかったのは、自分も同じ境遇におかれていた過去があり、少なからず復讐心もあったのと、何より弟が犯した犯行を自分が被ろうとしたからだと考察します。

弟・実のことを心配した兄・誠の前で犯行が行われ、実が犯人ではないように偽装工作します。彼なりに弟を守ろうとします。その結果、誠も弟・実の殺人に加担してしまうことに。

既に殺人を犯して、一度服役した後に保護観察中の身。これ以上、弟が自分と同じような目に遭わないようにと兄としての優しさもあったんだと思います。

未遂

兄弟が次に狙った相手は、義父・遠山史雄(リリー・フランキー)でした。母にDVした挙句に殺害した張本人。一番復習したい相手でした。

警察も誠の行動を読んで義父の自宅周りに張り込んで待機。ここに現れたのは、佳代でした。弁護士の宮口(木村多江)から住居を聞いて訪ねてきます。

そこに誠が運転する車が現れます。後部座席から出てきた実を警察は把握していませんでした。『誰だ?』と現場で混乱が生じました。

実が義父の玄関ドアを蹴って開けたところで警察に確保されます。義父は、実に銃を向けられても抵抗も逃げもせずに目を閉じます。この時を覚悟するかのようでした。義父への犯行は未遂に。

もう一人、兄弟がターゲットにしていた人物が義父を弁護した宮口(木村多江)でした。実がなし得なかった復習を誠が実行にうつそうとしていました。

病院に訪ねてきたところを狙うつもりでしたが… この計画を知った滝本真司(磯村勇斗)が佳代(有村架純)に止めてくれと連絡してきます。病院に急ぐ佳代。

病室に駆け付けた佳代が誠を強く抱きしめて犯行を思いとどまるように必死に説得。我に返って思いとどまります。結局は、義父と弁護士への犯行は未遂に終わりました。

以上が、映画【前科者】の考察とまとめでした。

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あらすじ

保護司を始めて3年となる阿川佳代は、この仕事にやりがいを感じ、さまざまな前科者のために奔走する日々を送っていた。彼女が担当する物静かな前科者の工藤誠は順調な更生生活を送り、佳代も誠が社会人として自立する日を楽しみにしていた。そんな誠が忽然と姿を消し、ふたたび警察に追われる身となってしまう。一方その頃、連続殺人事件が発生する。捜査が進むにつれ佳代の過去や、彼女が保護司という仕事を選んだ理由が次第に明らかになっていく。

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作品スタッフと主要キャスト

みんなの評判は?

まとめ

映画【前科者】の考察とまとめについて解説しました。

今回紹介したのは、下記の「5」です。

1.保護司になったのは
2.男女の関係に…
3.DVで狂った人生
4.犯罪に加担する
5.未遂

ん~どんよりしたなぁ~

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