2022年3月4日に公開された映画【余命10年】。小坂流加さんの原作を基に製作。監督は、藤井道人。主演は、小松菜奈と坂口健太郎。
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— 映画『余命10年』公式 (@yomei10movie) July 22, 2022
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映画【余命10年】の原作小説と映画の違いについて解説します。
今回紹介するのは、下記の「5点」です。
1.茉莉は小説を書いていたが…
2.和人は社長の息子だったが…
3.和人は自殺未遂するが…
4.ラストシーン
5.他にも…
茉莉は小説を書いていたが…
映画『余命10年』での茉莉(小松菜奈)は、文才があり、友達の沙苗(奈緒)の誘いもあって、沙苗が働く出版社のライターとして働きだします。そして、自分を題材にした小説を書きあげていきます。
原作の方では、アニメやコスプレが好きなオタク女子。漫画を描いてコミックを数巻出版します。このあたりの設定が映画と違います。映画の制作意図としては、茉莉を小説家にする事で自叙伝の原作を映画化したようにみせる工夫がされたように感じました。
🌸#余命10年ダイアリー
— 映画『余命10年』公式 (@yomei10movie) January 31, 2022
【ドキュメンタリーとフィクションの融合】#藤井道人 監督は、原作小説をそのまま映画化するのではなく、主人公の茉莉が10年をどう生きたのか、どんな恋愛をしたのか、家族や友だちと向き合った10年にすることを意識したそうです。#余命10年 pic.twitter.com/Wwhwp5TCoe
和人は社長の息子だったが…
映画『余命10年』での和人(坂口健太郎)は、社長の息子でした。親とは不仲のようで会社を継ぐことも無く、東京で会社をクビになって以降、悶々とした日々を過ごしていました。
原作の方では、実家は茶道の家元。それを継ぐ立場ながらも、自分の気持ちがハッキリとしない設定。ハッキリしたいところは、映画とも共通しています。
.゚・*🌸
— 映画『余命10年』公式 (@yomei10movie) April 14, 2022
🖋️ロケ地紹介4⃣
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📹『#余命10年』に登場するお店
〖 居酒屋 三徳 〗
居酒屋げん🍺
和人が成長していく姿が描かれる
大切な場所です。
〖 恵比寿・パイルカフェ 〗
茉莉が友人達と集まった場所。
TIkTokではこちらのシーンの撮影エピソードも📲https://t.co/loexrxunNv pic.twitter.com/vrhaTm0SdH
特に生活に困窮している様子もなく、割と広めな部屋に住んでるのが不思議な感じでした。その後、茉莉のお陰もあって部屋が少しお洒落になったいったのは見逃しませんよ。
和人は自殺未遂するが…
映画『余命10年』では、自分の進む道も定まらずゴミ溜めの部屋で過ごしています。生きる目的を見いだせずに窓から飛び降りて自殺を図ります。
原作の和人は、少し可愛らしいキャラで、”子犬のような感じ”や”見つめられると断れない”感じの少し柔らかい雰囲気で描かれています。歴史もあって家柄も良い息子で品格を持ち揃えていたところが好感が持てたのに…自暴自棄のキャラだった映画とはかなり違いますね。
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— 映画『余命10年』公式 (@yomei10movie) April 27, 2022
映画『余命10年』
コンセプトアート紹介📷
【🖋️和人の部屋】
和人の部屋は深海のように深い青から
明るい青へのグラデーションを意識しています。
和人が茉莉と出会って、部屋の色味が
茉莉の部屋の青と近づいていくイメージです。#余命10年 pic.twitter.com/BofQaLNix4
映画では、茉莉がお見舞いにやって来ますが、「生きてる意味が分からない」と語る和人に愛想をつかして出て行きます。積極的に病気を治療する方法が無い茉莉にとっては、この言葉は許せなかったんだと思います。
ただ、これを境に二人の距離は縮まります。茉莉の言葉や存在が和人を変えていきます。進むべき道を見つけていきます。居酒屋でアルバイトとして働きだして、最終的には、独立して自分の店を出すまでに成長していきます。
ラストシーン
映画『余命10年』では、茉莉と別れた和人でしたが、茉莉が亡くなる前に会いに来ます。それは、独立してお店を開店した日のことでした。自分の道をみつけて、頑張っている姿を彼女に見せて安心させたかったのだと思います。
原作では、亡くなる3年前に和人からプロポーズされています。でも、それを断っています。結局、会わずに亡くなります。和人が会うのは、お葬式の時でした。映画とはかなり違います。会わずに亡くなるなんて辛すぎます。ラストは、映画の方が個人的には好きです。もっと言えば、「お互いに励まし合いながら病と闘う」という映画的な展開の方が好きなんです。
ただ、原作の会わずに亡くなるという展開は、原作者の強い意志のように感じます。自分の存在が重荷になったり、弱いところを見られたくない、もっと生きたい等の心の葛藤ではなく、自分一人で病と身をもって闘うとういう壮絶な覚悟があったんだろうと。辛すぎます…
結果的に原作では、和人に会いたかったとの後悔がありました。映画では、会いたいと願う気持ちが和人に届いて、病室の窓越に会うことが出来て微笑み合いました。
こうして比較すると、どちらも良いと思いますが…あくまで、フィクションと捉えれば、映画の展開の方が個人的にはホッとするのかも。辛さよりも幸せを。
他にも…
原作で、二人で学校に侵入するのがきっかけで茉莉の病気を知りますが、そのシーンはありませんでした。その変わり、映画では四季を意識させる映像が使われたいます。夜桜の花見シーンや紅葉など。映像の特性を際立たせる演出でした。
映画では、姉の高林桔梗(黒木華)と母の百合子(原日出子)が新しい治療を勧めますが、茉莉が断るシーンがありました。茉莉は、自分の病に対して諦めている訳では無いが、現実的に受け入れている様子でした。それを受け入れられないのが家族と和人でした。
🌸見どころ🌸
— 映画『余命10年』公式 (@yomei10movie) July 30, 2022
茉莉と家族の絆✨
いつも気にかけ、心配し、1日でも長く生きてほしいと心から願っている、お父さん、お母さん、そして桔梗。
茉莉と家族との暖かい時間は涙なしでは見られません。
🌸#余命10年
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以上が、映画【余命10年】の原作と映画の違いでした。
あれっ…? そこが違うのかぁ~
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印象に残ったセリフ・シーン
『これ以上カズくんといると私、死ぬのが怖くなっちゃう』
二人が結ばれた後の、茉莉が和人に別れを決意した時に言ったセリフ。
茉莉は、常に死を意識していました。この世に未練を残したくないという気持ちが強かった。好きな人が出来て、生きたいと願うようになるのが辛く、そして、嫌だったのかもしれません。
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🖊1位:夜桜が舞い散る
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みんなの評判は?
原作を先に読んだ方は、映画との違いに意識がいきがちな様子でした。でも、映像を通して徐々に引き込まれていったようです。映画を先に観た方の方が、純粋にストーリーに感動が出来たようでした。私もそうでした。
余命10年の原作読みました!
— むにえる🌹 (@munieru_62L) March 6, 2022
映画と原作で違いがあって、でもどちらも間違いなく茉莉と和人の物語であって、それぞれの良さがあって
やっぱり泣いてしまう
映画もまた見たいし、原作は何回でも読むと思う
#余命10年
#小坂流加
映画🎬️『余命10年』を見てきた。
— 酒呑み燕レーサー (@IKEYAMA1976) April 15, 2022
ずっと見たかったが、ようやく見られた🎵
なかなか良かった。
原作を読んでいる者としては、設定の違いやラストの描き方が原作の通りにして欲しかったと思うところもある…。
でも、原作を読んでいない人は映画に純粋に感動できると思う。#余命10年 pic.twitter.com/sBGCccA4fH
観て来ました。
— A (@Garrys_Jr0920) March 8, 2022
私は原作ファンだし、先に読んでるから序盤は原作との違いばっかり見てしまって…
でも気付いたら映画の余命10年の世界に引き込まれてた。
もう最後何で泣いてるかもわからず…
原作と同じ、理由のない涙が止まりませんでした…#余命10年 #愛おしい10年伝えたい pic.twitter.com/oJE2q2FLwq
まとめ
映画【余命10年】の原作小説と映画の違いについて解説しました。
今回紹介したのは、下記の「5点」です。
1.茉莉は小説を書いていたが…
2.和人は社長の息子だったが…
3.和人は自殺未遂するが…
4.ラストシーン
5.他にも…
あれっ…? そこが違うのかぁ~
ん~もう1度見て確かめたいなぁ…
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