映画【すばらしき世界】　ネタバレ　撮影場所と撮影秘話

映画
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映画【すばらしき世界】の撮影場所と撮影秘話について解説します。

今回紹介するのは、下記の「2点」です。

1.撮影場所
2.撮影秘話

撮影場所

出所した刑務所の撮影場所は？

旭川刑務所　〒071-8153 北海道旭川市東鷹栖３線２０−６２０

北海道の刑務所と言えば、”網走刑務所”が一番に頭に浮かびます…　冬は雪深くて寒そうです。暖房とかの設備が無いと辛そうです。どんな環境なのか調べてみます。

アパートの撮影場所は？

第二太陽荘　〒174-0046 東京都板橋区蓮根２丁目２０−１６

この場所で新しい生活が始まりました。訳ありな人しか入居していないとありましたが、分け隔てなく入居が出来て良かった。むしろ、独居老人の方が今では難しそうですね。

万引きを疑われたスーパーの撮影場所は？

スーパーシマムラ　〒125-0035 東京都葛飾区南水元１丁目１８−１０

もう既に閉店していました。ストリートビューで動かすと新しいスーパーが出来てるようです。本編では、店長から万引きを疑われて最悪な思いもしましたが、その後の支えになってくれました。

通った教習所の撮影場所は？

日吉自動車学校　〒223-0061 神奈川県横浜市港北区日吉６丁目１３−３

教習所の運転シーンは好きなシーンでした。ノッキングしたり久々の運転は下手くそでした。対向車が迫る中で右折…ムチャクチャでしたね(笑)

サッカーをした撮影場所は？

白井第二小学校　平塚分校　〒270-1402 千葉県白井市平塚９６０

三上が育った養護施設は、小学校でした。既に廃校になっていて立ち入り禁止です。

撮影秘話

身分帳がきっかけ

映画製作のきっかけは、佐木隆三さんが亡くなった際の記事に長編小説の「身分帳」のことが書かれていて興味を持ったことだそうです。

受刑者の日常的な様子が「身分帳」で知れることで内面的なことも分かり、そこに焦点を当てることが自分には無い発想で新鮮に感じたとのこと。

ただ、原作者も亡くなっているのと、初版から30年以上も経過していることから読んだ人も居ておらず、関係者への取材が大変だったようです。

かつてドキュメンタリーで放送された流れから辿り、当時の同行スタッフからモデルになった田村さんの肉声を聞いてアイデアを膨らませていきました。

タイトル決定の秘話

元々は、別のタイトル案があったそうですが…関係者が誰もそのタイトルを呼んでくれなかったとか。無意識とは言え、慕われていないタイトルだったと。

遂には、撮影前のお祓いでも間違ったタイトルを神主に呼ばれて縁が無いと判断していた。

撮影スタッフとは、一体感が強まっていき、形になっていないものを生み出していくの過程や役所広司さんの撮影素材を見るにつれて今のタイトルそのままの姿が映っていると思ったそうです。

結果、自信を持って映画のタイトルにしたとのこと。

出演者それぞれの秘話

役所広司

撮影当初の三上の印象は、世の中をなめている男だと認識していたそうです。ところが、西川監督から『もう少し真摯な態度で』と演出されて、それ以降はスムーズに三上を演じられたそうです。

基本的に役柄については監督に尋ねない姿勢。台本が監督の求めているものと捉えているそうです。だから読み込んでその役にアプローチするそうです。

本編での役所広司さんは、三上そのものでした。こんな人って世の中に居るなぁ～と感じました。

仲野太賀

役者としての最大の目標が『役所広司と共演すること！』だったと仲野太賀さん。だから、自分の出番が無い日でも役所さんの芝居を見に行って勉強していたそうです。

目の奥に寂しさがあるように感じていて、役柄としての表現なのか、本人としての目なのか、見ていてどっちか分からなくなっていったと語っています。

役所さんが三上という役に入り込んでいったのが伝わるエピソードですね。

長澤まさみ

長澤まさみさんのそばで見ていた仲野太賀さん曰く、役所広司さんとの共演で凄く緊張しているのが伝わったと語っていました。

ソワソワしている姿が珍しかったようです。普段は、主演の立場が多い長澤さん。今回は役所さんが主演というのも関係していたようです。

そういった姿を見て、一つ一つの作品に真摯に向き合っている方だと改めて思ったそうです。

伝説のカメラマン

今作品のカメラマンは、笠松則通さんが担当。数々の名監督とタッグを組んできた人。仲野太賀さんもファンで撮ってもらえるのが嬉しかったそうです。

シーンとシーンの間に入る映像の美しさと撮影効果も話題に。焦点をボケさせて光をにじまさせたり、スカイツリーや下町の風景を映し出したり。

監督の指示でボケさせた映像を撮ったそうで、芝居の後に同じ場所で実景を撮ることも多かったと。最近では、実景を撮るためにカメラを出すケースが減っているそうです。

役者に対して注文をつけるようなことも無く、どっしりと受け入れてくれるカメラマンとのこと。

ん～なんかジーンとしたなぁ～
もう一度見てみたいなぁ…

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印象に残ったセリフ・シーン

印象に残ったセリフ

『空が広いち言いますよ』

兄弟分の下稲葉(白竜)に世話になっていた時に、警察の手入れがあった際、やくざの世界に戻りそうな三上に下稲葉の妻(キムラ緑子）が言ったセリフ。

『あんたは、これが最後のチャンスでしょうが』と三上を諭しました。刑務所の中は、行動も制限された場所、狭くて暗い部屋。見上げても空は見えません。

娑婆の世界は、それとは真逆の世界。罪を犯した者には、時に厳しく、差別もあるけど…広い空を見て自由に夢を持って良い世界。色んな含みのあるセリフでした。

印象に残ったシーン

三上がチンピラをボコボコにするシーン

怒りの沸点が低いということもあるが、三上は正義感も人一倍強い。お金をせびられている人を見かけて助け、せびろうとしていた男達と対峙してボコボコにする。

殴る蹴る以外に口も使って相手の皮膚を噛み千切る勢い。顔面血まみれで見せる殺気まじりの笑顔。ドキュメント用にその様子を撮影していた津乃田も怖気づいて引くほどでした。

物静かな時とヤクザ時代を彷彿とする凶暴さの二面性が凄い。このシーンで、観る者に認識させました。揉め事に巻き込まれる要素が本人にもあると分かってしまう危うさがありました。

みんなの評判は？

まとめ

映画【すばらしき世界】の撮影場所と撮影秘話について解説しました。

今回紹介したのは、下記の「2点」です。

1.撮影場所
2.撮影秘話

ん～なんかジーンとしたなぁ～
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2024.12.17

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