映画【侍タイムスリッパー】 ネタバレ 撮影場所と撮影秘話

映画
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劇場版【侍タイムスリッパー】の撮影場所と撮影秘話について解説します。

今回紹介するのは、下記の2点です。

1.撮影場所
2.撮影秘話

撮影場所

タイムスリップしてきた場所は?

会津藩士の高坂新左衛門がタイムスリップしてきた場所は、皆さんご存じの

東映 京都撮影所 〒616-8163 京都府京都市右京区太秦西蜂岡町9

アクセス・お問い合わせ|東映株式会社 京都撮影所|Toei Studios Kyoto
「東映京都」とは、東映グループの京都太秦地区にある三事業所、東映株式会社京都撮影所、東映太秦映像株式会社、株式会社東映京都スタジオ(東映太秦映画村)を総称してこう呼びます

敷地が1.1万坪以上あり、日本の撮影スタジオとしては最大規模を誇っています。リニューアルも計画されているようで、2024年から段階的に実施して2028年には全面リニューアルが完了する予定。

高坂新左衛門が長州藩士と斬り合ったシーン

会津藩士の高坂新左衛門が長州藩士の山形彦九郎と斬り合った場所は、

龍譚寺 〒621-0031京都府亀岡市稗田野町太田東谷40

龍潭寺|観る|ぶらり亀岡 亀岡市観光協会
龍潭寺|観る|亀岡市観光協会のページです。亀岡の観光の見どころや、湯の花温泉、保津川下り、嵯峨野トロッコ列車の紹介はもちろん亀岡の、四季の花や、グルメ情報、イベント情報を発信しております。いろいろな亀岡を探索して頂きながら、あなただけの亀岡...

時代劇のロケ地としても有名ですね。藩命によって、ここで待ち伏せをして斬り合いになりました。そして、雷に打たれてタイムスリップしてしまいます。

現代の世で生活するのにお世話になった寺でもありました。親切な西経寺住職と夫人に支えられて現代での生き方にも少しずつ順応していきました。

斬られ役で弟子入りを嘆願した喫茶店

斬られ役として弟子入りを嘆願した喫茶店は、

喫茶クラウン 八条店 〒601-8395 京都府京都市南区吉祥院中河原西屋敷町1−2

聖地巡礼で行かれている人も多そうです。レトロ感たっぷりな雰囲気がいいですね。

クライマックスシーン

高坂新左衛門と風見恭一郎が因縁の決闘をした場所は、

油日神社 〒520-3413 滋賀県甲賀市甲賀町油日1042

油日神社公式ホームページ
油日神社は滋賀県甲賀市に位置、映画ドラマのロケ多数。油日岳を神体山とし、『日本三代実録』に陽成天皇の元慶元年(877)、従五位下の神階を授けられた古社で、甲賀の総社として祀られてきました。国の重要文化財に指定されています。

油日神社(あぶらひじんじゃ)は、るろうに剣心のロケ地にもなった場所で有名です。厳かな佇まいがあって歴史が感じられる神社。

本編では、会津と長州の因縁そのままに、現代の世になっても決着を図ろうとする高坂新左衛門。それに応える風見恭一郎。手に汗握る迫力のシーンでした。

劇中劇が放映されたシネマ

高坂新左衛門と風見恭一郎が対決した劇中の映画が放映された場所は、

イオンシネマ大日 〒570-0016 大阪府守口市大日東町1−18

大日 |イオンシネマ
イオンシネマ「大日 」劇場ページ。お近くのイオンシネマ及び映画に関する情報はこちらからどうぞ。

お互いの遺恨を晴らす覚悟で、真剣を使った対決シーンの劇中映画「最後の武士」が放映されました。因みにScreen8でしたね。折角この映画を観るんならココが良かったなぁ~

撮影秘話

通帳の預金残高は7000円

筆者がこの映画を知ったのは、フジTV「ワイドナショー」に安田監督が出演された回を見たことです。苦労して撮影された話が面白くて家族で観に来ました。

一番有名な撮影秘話は、映画が撮り終わった時の通帳残高が7000円しかなかったことですね。途中では、車も売って撮影費を工面したとか。あまりに衝撃的過ぎてビックリしました。

更には、インディーズ映画なので監督が1人で何役もこなしてる点。監督業に始まり、撮影、照明、編集、衣装、制作などと多岐に渡る。

撮影前段階では、原作、脚本も1人で。あまり聞いたことが無かったのは「車両」でした(笑) 車の手配や運転をしたということ?1人で11役を務めたとの事で敬意を払いたいです。

撮影所が協力

時代劇を撮るという点では、撮影所の協力は絶対です。東映の京都撮影所が全面的に協力してくれたのが、作品のクオリティーや予算的にも大きかったと思います。

撮影所では、演技部や美術部に結髪の人達の協力がありました。普通なら自主映画で時代劇を撮ると言われたら全力で止めるところを脚本が良いからと懇意にしてくれたそう。

夏ならオープンセットも空いてるし、衣装から刀なども安くしてもらったとか。それもこれも、ある人からのつてがあってのことでした。それは、福本清三さんの存在でした。

東映の時代劇の切られ役と言えば、福本清三さんです。

福本清三さん

安田監督の第1作が仮面ライダー的な作品で、東映関係の方が見に来てくれたそうです。それで福本さんと繋がり、2作目の「ごはん」に福本さんご本人が出演することに。

福本さんとの繋がりから撮影所の人達とも繋がったのが今作の流れを生み出しました。本当であれば、殺陣師役で出演して欲しかったようですが、残念ながらその願いは叶いませんでした。

2作目の「ごはん」では、農家の優しいおじいちゃん役でした。福本さんの奥さんが「死ぬシーンばかり」を理由に今まで出演された作品は見なかったそうです。ところが…

「ごはん」のDVDを人づてに渡すと、奥さんの知ってる福本さんがそこに映っていて、本来の姿を見れて喜びのメールが届いたそうです。今作も見て、目を潤ませて感動された様子だったそうです。

助監督が出演

助監督の山本優子役を演じた沙倉ゆうのさんと安田監督は、20年来の付き合いがあり、映画にも2本出演して親戚のような感じだそうです。

ある撮影の時に、メガネをかけさせると凄く似合っていてかわいらしかったそうです。その時に、このキャラクターで映画に起用しようと思ったそうです。

確かに、メガネ姿がホントに愛らしくて俗に言う”メガネ美人”でしたね。普段はメガネを掛けていないから、誰にも気付かれないようです。

助監督と言う役が丁度良かったようで、ヒロインだと…如何にもって感じでワザとらしいと言うか噓っぽくなるのを避けたとのこと。

恋愛的な感じで、斬られ役と女優がヒロインの設定ではありきたり。それが助監督なら斬られ役との恋愛でも自然な成り行きのように出来ると考えたそうです。確かに、そうですね。

クライマックスシーンは…

この映画の一番の見せ場は、やはり高坂新左衛門とかつての長州藩士・山形彦九郎との現代の世界の劇中での立ち回りシーンです。

当初の予定では、1日で撮影が終わる予定でしたが、鬼気迫る役者同士のシーンと言うこともあり、2日がかりになったそうです。

山口馬木也さんも冨家ノリマサさんも相当に気合いが入っていたようです。劇中では、リアリティーを求めて真剣での殺陣に見せるように工夫もしたようで…

参考にしたのが「マトリックス」だったそうです。劇中劇で真剣を使用するという内容を観客に理解させて、本編を通して観ることで錯覚が生まれる。真剣なんだと思えてくる。実際は、竹光なのに。

以上が、映画【侍タイムスリッパー】の撮影場所と撮影秘話でした。

いや~最近観た映画の中で一番良かったなぁ~

早くアマゾンプライムでやらないかなぁ…

印象に残ったセリフ・シーン

印象に残ったセリフ

『日の本は良い国になったのですね』

幕末の京都からタイムスリップしてきた高坂新左衛門。150年近く経った日の本の目覚ましい発展、平和に過ごしてる現代の生活。侍が斬り合った時代と比べると、はるかに安全な社会になっている安堵感がありました。

印象に残ったシーン

高坂新左衛門がショートケーキを食べるシーン

西経寺の住職夫婦にお世話になって、街並みの変化、テレビや車などの視覚から入る情報にも驚きはあったが、味覚で感じた経験したことの無い味にしみじみとしているシーンでした。

幕末当時なら高価な砂糖。初めて食べたショートケーキ。こんなに甘くて柔らかい食感の食べ物。それが庶民でも簡単に手に入れられる時代になっていました。

驚きつつも呟いたのが印象に残ったセリフでもある『日の本は良い国になったのですね』 胸に響きました。なんかジーンときて目が潤みました。周りの観客もそんな感じでした。

現代の日常なら何でもないことも、幕末の侍には決して普通じゃない事なのが分かりました。

こんな人にオススメ

やっぱり、時代劇が大好きな方には、めちゃめちゃオススメします。今では制作本数も減った時代劇。そこで踏ん張って頑張っている人達にエールを送るような時代激愛が満載です。

幕末から来た侍がテレビに映るチャンバラ時代劇に食いつく様子は、かつての全盛期に興奮した人々の反応と同じでした。今となってはそれが新鮮に映るほど時代が変わってしまいました。

でも、この映画では撮影所の雰囲気、役者や裏方達の存在が実は貴重な存在なんだと気付かせてくれます。全ての時代劇ファンに観て欲しい映画です。

みんなの評判は?

まとめ

映画【侍タイムスリッパー】の撮影場所と撮影秘話について解説しました。

今回紹介したのは、下記の「2」です。

1.撮影場所
2.撮影秘話

いや~最近観た中で一番良かったなぁ~

早くアマゾンプライムでやらないかなぁ…

今作と同じように時代劇コメディ映画と言えば…ムロツヨシさん主演の

他にも中井貴一さん主演の時代劇コメディ映画で…

更には神木隆之介さん主演の時代劇コメディ映画の…

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