映画【ラストマイル】は、満島ひかり×岡田将生×塚原あゆ子×野木亜紀子の最強タッグが贈る、スリリングで心揺さぶる社会派エンタメ。実際の巨大物流倉庫を使ったリアルな撮影、そして迫力満点の爆発シーンなど、裏側には驚きの秘話が満載！この記事では、そんな制作現場の舞台裏をたっぷり紹介します。
映画【ラストマイル】の撮影秘話について解説します。
今回紹介するのは、下記の「5点」です。
1.塚原あゆ子監督の撮影秘話とは？
2.満島ひかりさんの撮影秘話とは？
3.岡田将生さんの撮影秘話とは？
4.野木亜紀子さんの撮影秘話とは？
5.その他の撮影秘話とは？
塚原あゆ子監督の撮影秘話とは？
企画実現の経緯は？
『ラストマイル』は最初から「アンナチュラル」や「MIU404」とつなげる構想ではなかったそうです。
野木亜紀子さんと飲みに行った際、「私が脚本を書くから映画をやろう」と言われたのがきっかけ。そこから始まった企画が、結果的に“あの世界と地続き”の物語へと発展しました
――まさかの飲みの席から生まれた映画でした。
人気ドラマとの世界線は？
『ラストマイル』は自然な流れで『アンナチュラル』『MIU404』とつながった」と語ります。無理に続編を作るのではなく、“出るべくして出る”形で再会できたことが嬉しかったそうです。
各ドラマは1シーズンで語りきった完結型だったため、今回はその世界線を壊さずにキャラクターたちが交わる奇跡の瞬間に。
現実味のある描写を大切にした結果、毛利＆刈谷の登場も自然な流れに。そして、窪田正孝演じる六郎が一番おいしい役どころだったとか（笑）。
物流業界を舞台にした理由は？
コロナ禍で宅配の利用が急増した一方で、「どこから届いたか確認せず開けてしまう怖さ」を感じたそうです。
そこから過去の炭疽菌事件のように、“物流”が脅威にもなり得ると気づき、このテーマを野木亜紀子さんに話したことが『ラストマイル』誕生のきっかけになったといいます。
満島ひかりさんの撮影秘話とは？
オファーを受けたのは？
満島ひかりさんは、「いつか野木亜紀子さんや塚原あゆ子監督とご一緒したい」と思っていたそうで、『ラストマイル』のオファーを受けたときは心から嬉しかったと語っています。
ただし、当時はしばらく主演作から離れていたこともあり、「私でいいんですか？」と不安もあったそうです。
プロデューサーの新井順子さんと話し合い、野木さん・塚原さん・新井さんの3人と実際に会って話す中で作品の世界を感じ取った満島さん。
脚本をじっくり味わうため、熱海の温泉旅館に一人で泊まり、自分のペースで読み込んだといいます。温泉に浸かりながら脚本を読む時間の中で、「自分を選んでくれたのはきっと冒険だった」と感じ、それでも挑戦したいという気持ちが湧いたそうです。
そして、「私で本当に大丈夫ですか？」と再確認したうえで、「やってみます」と熱海から出演を決意した――そんなエピソードに、満島さんらしい誠実さと情熱が滲んでいます。
分からない？！
満島ひかりさんは『ラストマイル』の撮影を「何か新しい始まりの予感がした」と語っています。足元がふわりと浮くような不安と高揚の中、「分からない」を楽しみながら挑んでいたそうです。
野木亜紀子さんが「満島さんに当て書きした」と言った脚本も、本人にとっては“迷路”のような難解さ。
セリフの一つひとつに戸惑いながらも、塚原あゆ子監督から「独り言みたいに自然に喋ってみて」とアドバイスを受け、言葉の奥にある“無意識の真理”を感じ取っていったといいます。
中でも印象的だったのは、演出について監督に尋ねたときの返答。「そうかもしれない。でも私OKって言っちゃったんだよね。だからOKなのかも」。
その言葉に、完璧を求めるよりも“今の答えを信じる”という映画作りのリアルが見えたと振り返ります。満島さんも監督も、見えない何かを探しながら撮影に臨んでいたそうです。
シェアード・ユニバース・ムービーの難しさ…
脚本を読んだ当初はただの1本の物語だと思っていたそうですが、完成作を観て「とんでもない作品になっている」と緊張したと語ります。
舟渡エレナという役は、まるで八重にも重なるような多層的な人物像。どう演じればいいか迷いながらも、自分を極限まで集中させるために、撮影が終わるまで他の予定をすべて白紙にしたといいます。
まさに“ギリギリの危機感”を抱えて挑んだ渾身の演技だったそうです。
今までと違ったのは…
演じたエレナは「あなたじゃなくてもいい」世界で生きる人物。いつ仕事を失ってもおかしくない不安定な立場に、自らも身を置くことでリアリティを追求しました。
撮影後、「明日から仕事がないかもしれない」という不安と、「この現場にいられた感謝」が入り混じり、涙したという満島さん。
安全を捨てて挑んだ“危うさ”こそ、彼女の演技を際立たせた原動力だったのかもしれません。
岡田将生さんの撮影秘話とは？
脚本を読んだ時の感想は？
『ラストマイル』で演じた梨本孔というキャラクターについて、「肉付けをしてはいけない役だった」と語っています。
普段は少しずつ役に色をつけていくタイプですが、今回は“無味無臭”のままであることが作品全体のバランスを保つ鍵だったそうです。
その難しさを理解したうえで「この役を渡された」と感じたという岡田さん。脚本家・野木亜紀子さんとは『掟上今日子の備忘録』以来の再タッグで、時を経て再び信頼のもとに託された役柄だからこそ、余計な装飾を排した“静かな深み”が際立つ演技となりました。
梨本 孔を演じて…
「僕は孔ほど諦めていない」と笑いながらも、演じた梨本孔の“社会との距離感”には深く共感したと語っています。
監督・塚原あゆ子さん、脚本・野木亜紀子さん、プロデューサー・新井順子さんという最強チームとの再タッグには強いときめきを感じ、「今の仕事にも次の仕事にもワクワクしていた」と振り返ります。
一方で、孔というキャラクターは社会や他人との関わりに少し疲れ、無関心を装うような人物。岡田さんはそんな彼を通して、“現代を生きる多くの人の疲弊”をリアルに体現していました。
映画を撮り終えて…
「野木さんの作品はただのエンタメじゃない」と語ります。『アンナチュラル』や『MIU404』に続き、『ラストマイル』でも社会問題をやさしく問いかけてくれる。
物流という身近なテーマを通して、「自分たちがどう考えるべきか」を観客に委ねているのが魅力だといいます。観る人それぞれが何かを感じ、考えるきっかけになる
――そんな余白を残す作品だと岡田さんは語りました。
野木亜紀子さんの撮影秘話とは？
宅配荷物が爆発する話…
「宅配荷物が爆発する」という大胆な発想から生まれた『ラストマイル』。この物語を通して、物流業界だけでなく“社会全体の構造”を風刺したかったと語ります。
現場で苦しむ人々、そしてその構図に無意識に加担する私たち。エンタメの枠を超えて、“現代社会の痛み”を鋭く映し出す一本です。
満島ひかりさんであてがき
物語の中心に立つエレナという存在をどう描くか――そこがこの作品の鍵でした。
「作品世界を背負う存在」として、満島ひかりさんが持つ独特の強さや儚さを最大限に生かしたいと考えたそうです。
エレナの一言一言が物語を引っ張り、観る人の感情を動かしていく。その繊細な存在感が、この映画を特別なものにしています。
企画が通るか分からない？！
この企画は、最初は本当に実現するかどうかも分からない状態から始まったそうです。脚本を書きながら「とりあえず登場させてみよう」という段階だったとか。
それでも、役者陣が「もう一度このチームでやりたい」と声を上げ、新井プロデューサーがスケジュールをギリギリまで調整。
そんな情熱と奇跡の積み重ねで、ついに『ラストマイル』は形になったんです。制作陣とキャストの絆が感じられるエピソードですね。
その他の撮影秘話とは？
モノレールシーンの撮影は…
満島ひかりさん演じる舟渡エレナの登場シーンは、多摩モノレールで実際に撮影されたもの。限られた時間内でミスの許されない緊張感の中、何度も打ち合わせを重ねて挑んだそうです。
本編ではわずか1分ほどのシーンですが、撮影には約3時間を要し、映画の幕開けにふさわしい印象的なカットに仕上がっています。
倉庫シーンの撮影は…
映画『ラストマイル』の舞台となる巨大物流倉庫は、なんと一から作り上げた本格的なセット！ 何もない空間に棚や機材を組み込み、約1か月かけてリアルな現場を再現したそうです。
撮影は真冬の寒さの中、約10日間にも及び、息が白くなるほど過酷な環境。それでも完成した映像は圧巻で、作品のスケール感や緊張感を一層高めています。
現場スタッフの情熱と努力が詰まった迫力のシーンに注目です。
爆発シーンの撮影は…
『ラストマイル』の見どころの一つが、圧巻の“爆発シーン”。サード助監督が最も力を注いだ場面で、爆弾監修の専門家と何度も打ち合わせを重ね、リアルさを徹底追求。
日本では手に入りにくい燃料設定を工夫して、説得力ある小道具まで作り込んだそうです。爆風の広がり方や炎の色にもこだわり、CGと実写が見事に融合。
スクリーン越しに伝わる“本物の熱”を感じる迫力のシーンに仕上がっています。
⠀ 映画『#ラストマイル』
— 映画『ラストマイル』公式【BD&DVD好評発売中】 (@last_mile_movie) June 23, 2024
◢◤￣ 公開まであと𝟐ヶ月 ＿◢◤
ある日、届いた荷物は爆弾だった。
やがて日本中を恐怖に陥れる
謎の連続爆破事件へと発展していく—―#ラストマイル×#アンナチュラル×#MIU404
3つの《世界線》が交差する
シェアード・ユニバース・ムービー
8.23公開にご期待下さい📦 pic.twitter.com/ZwW2TUOfEA
以上が、映画【ラストマイル】の撮影秘話でした。
いや～色々な撮影秘話があったなぁ～
ん～もう一度見てみたくなったなぁ…
というあなたへ…
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