映画【こんにちは、母さん】　ネタバレ　撮影秘話まとめ

映画
2025.06.03
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映画【こんにちは、母さん】は、東京の下町を舞台にした親子や地域との日常を描いた物語。今回は、主役の吉永小百合さんや息子役だった大泉洋さん、山田洋次監督の撮影秘話について記事にしています。

映画【こんにちは、母さん】の撮影秘話まとめについて解説します。

今回紹介するのは、下記の「5点」です。

1.山田洋次監督の撮影秘話とは？
2.吉永小百合さんの撮影秘話とは？
3.大泉洋さんの撮影秘話とは？
4.永野芽郁さんの撮影秘話とは？
5.その他　撮影秘話とは？

山田洋次監督の撮影秘話とは？

今作への意気込み

撮影当時、91歳だった山田洋次監督。負担が大きい映画作りは難しくなってきたが、家の中の6畳や8畳ぐらいの狭い空間なら体力的にも問題は無いと思っていたとか。

そこに暮らす家族をテーマにした物語を丁寧に描くことなら出来る、大丈夫だという思いで撮影に挑んだそうです。

確かに、各シーンでのセリフ量も多いし、普段の生活の中での自然な会話が印象的でした。文字起こしなんかすると凄い量になるはずです。

ロケハンの様子

下町の風情を表現するのに定評のある山田監督。撮影場所の向島には何度も足を運んでいたそうです。撮影スタッフや美術さんを連れている姿も生き生きとしていたそうです。

天気が悪い日に待機している状況でも熱心に下町を歩き回り、撮影を行っていたとのこと。古き良き下町と、現代の下町を鮮明に撮りたいとの熱意が凄かった。…と当時の様子をプロデューサーが語っています。

90歳を超えても、映画に対する情熱は衰え知らずって感じですね。感服します。

福江役は別の人だったかも？

映画化の前の舞台で福江役を演じていた加藤治子さんが、そのまま映画化されても主演する話が当初はあったようです。

ただ、スケジュールの関係で実現せず、白羽の矢が立ったのが吉永小百合さんだったそうです。あの”吉永小百合”ありきで映画化が進んだ訳では無いことに驚きです。

映画の番宣でも、『あ～山田監督と吉永小百合さんかぁ～、間違い無い映画になるなぁ～』が当時の感想でした。

『おばあちゃん』への抵抗

監督にとっても吉永小百合さんは特別な存在でした。そんな人を年相応な仕草をさせて『おばあちゃん』と呼ぶのには抵抗があったそうです。

テストを繰り返すうちに、美しくて可愛らしいところを見て、『綺麗なおばあちゃんがいてもいいんじゃないか』と納得されたようです。

年齢を感じさせない雰囲気があるのが吉永小百合さんの凄いところですよね。お茶目な感じが好きです。

吉永小百合さんの撮影秘話とは？

『お前』と呼ぶのに抵抗が

山田監督が吉永小百合さんを『おばあちゃん』と呼ぶのに抵抗があったように、吉永小百合さんも大泉洋さんに『お前』と呼ぶことに抵抗があったそうです。

生まれて初めて人を”お前”呼びするにあたり、戸惑いもあった…と。お上品なエピソードですね（笑）

撮影中に意識していたのは…

撮影前に舞台となる下町・向島を監督と一緒に歩いたそうで、そこで生き生きと暮らしている方達を見たそうです。

足袋屋のモデルになったお店にも行かれて、「素敵なところ」だとの感想を持ったとのこと。撮影に際しては、いつもそれを思いながら臨んだそうです。

お酒は飲むけど…

普段は、お酒はちょこっとだけ飲むようですが、本編で見せたような酔い方をしたことはないそうです。息子役の大泉洋さんのサポートもあって、撮影自体も楽しく演じれたそうです。

そんな吉永小百合さんを間近で見た大泉洋さんは、なかなか見れない姿を見れて可愛らしさが溢れていたと語っていました。

大泉洋さんの撮影秘話とは？

吉永小百合さんの印象

素晴らしいセットで足袋屋のお店の中で吉永小百合さんにお会いすると本当の母さんにしか思えなかったそうです。

吉永小百合さんから『お前』って言われても違和感は感じず、むしろ昔から本当に言われていたような気がした…と。当たり前ですけど、関係性も良かったようですね。

山田洋次監督ならではの長回しのセリフが多くて、撮影がうまくいった時に飛び上がって喜ぶ吉永小百合さんが可愛らしかった…と。

ん～想像しただけでも可愛いですね。

好きなシーンは？

お母さん役の吉永小百合さんと一緒にお酒を飲みシーンが大好きとのことでした。昭夫にとっても、あの時間で救われたと思います…と。

いや～あのシーン良かったです。母に甘える息子、息子を頼る母。どこの親子でも近いものはあるんだと思うシーンで親近感がわきました。

山田洋次監督とは…

山田監督が脚本したドラマ「あにいもうと」の時に、監督が進行した本読みで2度、撮影に1回来られて、他に宣伝の時に何度かお会いした程度らしいです。

その時に冗談で、『あなたと仕事するなら、宇宙人でね』と楽しそうに言ってもらったそうです。それが、今回のオファーで吉永小百合さんの息子役で驚いたし、光栄で嬉しかったそうです。

永野芽郁さんの撮影秘話とは？

大泉洋さんのことは…

カメラが回っていない時も面白い話だったり、食事にも連れて行ってもらって、本当の父親のように可愛がってもらったそうです。

役柄的に、父に対して反発するシーンでは気持ちが高ぶった瞬間や思いをぶつけた瞬間もあったのに、全部受け止めてもらって…「好きな父」とのことでした。

現在、上映中の「かくかくしかじか」も今作の共演があったから、お互いの距離感も近かったでしょうね。

吉永小百合さんへの想い

今作で吉永小百合さんの孫役を演じれたことに対して、『すごく光栄でした』との感想でした。足袋屋の主人としてミシンを動かしている姿は、そこの街に居てる本当のおばあちゃんに見えたそうです。

お手紙を頂いたり、撮影の合間には和菓子をもらったりと優しく接してくれたそうです。

若い役者さんにもリスペクトと配慮があるって凄いです。

その他　撮影秘話とは？

セットの撮影秘話

美術･セットを手がけたのは『キネマの神様』に続いて、山田洋次監督作品に参加された西村貴志さん。監督から『ちょっと洒落た造作が欲しい』と言われたそうです。

更には、何時も以上にエイジングと言う古く見せるために汚す技術を施したそうです。ただし、柱や階段はツヤ感を何時も以上に出すようにしたとか。

几帳面な福江の自宅なので、毎日の掃除を怠らずに磨いているだろうとの設定のもとにだそうです。

もう…流石と言うかプロの仕事ですね。こういう撮影秘話を知ると、セットや造作にも注目するべきだなぁと思ってしまいます。

以上が、映画【こんにちは、母さん】の撮影秘話まとめでした。

いや～色々と撮影秘話があったなぁ～
ん～一度見て行ってみたいなぁ…

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見どころ（おすすめポイント）は？

見どころ①：山田洋次監督らしさを楽しむ

山田洋次監督にとって今作が90作品目の記念作となりました。『母べえ』『母と暮せば』に続いて今作が『母』シリーズ３作目。

下町の人情や風景を撮り続けた山田監督ならではの作風は、人気シリーズの「男はつらいよ」にも通じる雰囲気が出ていてどこか懐かしさを感じました。

渥美二郎さん的存在が大泉洋さんって感じ。だから、笑いあり、涙ありで楽しめました。

見どころ②：吉永小百合さんが醸し出す雰囲気

今作が初めてのおばあちゃん役だった吉永小百合さん。おばあちゃんと呼ぶには早すぎると感じるほどの可愛らしさが出ていました。

78歳とは思えない若さを発揮し、足袋屋の仕事もしっかりとこなし、ボランティア活動にも積極的でした。おまけに教会の牧師さんとの淡い恋模様もありました。

こんな元気ではつらつなおばちゃんを演じれる吉永小百合さんを画面越しに楽しむ事が出来ました。

本編では、福江役として人情に溢れた暮らしに、息子も孫も大きく影響されていきました。自分らしさ、人としての生き方を学んで次のステージに向かいました。

みんなの評判は？

まとめ

映画【こんにちは、母さん】の撮影秘話まとめについて解説しました。

今回紹介したのは、下記の「5点」です。

1.1.山田洋次監督の撮影秘話とは？
2.吉永小百合さんの撮影秘話とは？
3.大泉洋さんの撮影秘話とは？
4.永野芽郁さんの撮影秘話とは？
5.その他　撮影秘話とは？

いや～色々と撮影秘話があったなぁ～
ん～一度見て行ってみたいなぁ…

というあなた…！

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