映画【こんにちは、母さん】 ネタバレ 感想と考察

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映画こんにちは、母さん】は、東京の下町を舞台にした親子や地域の交流を描いた物語。原作は永井愛の同名戯曲で「母べえ」「母と暮らせば」の山田洋次監督の「母」3部作。主演は、吉永小百合で息子役に大泉洋、娘役に永野芽郁が出演。

映画【こんにちは、母さん】の感想と考察について解説します。

今回紹介するのは、下記の4点です。

1.感想と考察1 自分に合っていない業務
2.感想と考察2 上手くいかない家庭
3.感想と考察3 熟年同士の恋愛
4.感想と考察4 昭夫が下した判断

感想と考察1 自分に合っていない業務

身勝手な同僚

大手企業で人事部長をしている神崎昭夫(大泉洋)は、同僚で大学の同窓会の幹事をする友人の木部富幸(宮藤官九郎)から屋形船を貸し切りたいと相談がありました。

昭夫の実家が東京の下町・向島で、何処かに伝手がないかを確認しに数年ぶりに実家に赴くことに。足袋屋を切り盛りするのは母親の神崎福江(吉永小百合)でした。

昭夫は、会社で早期退職を進めていましたが、そこの退職リストに入っていることを知った木部が待ち構えて、友人で同僚なのに何故教えてくれなかったと詰め寄ります。

休日、昭夫の実家にまで押し掛けてきた木部。地元のボランティアが居るにも拘わらず自分の要件を優先するわがままな行動。

そこでも口論となり取っ組み合いまでする始末。密かに、条件の良い就職先を探していたが絶対に辞めないと意地を張り、昭夫を困らせる。

遂には会社で会議にも呼ばれず、乗り込んで暴れて騒動を起こしてしまいます。折角、再就職先を調整していたのに社内で問題を起こして懲戒解雇されそうになります。

昭夫の苦悩

木部の件以外にも、早期退職する社員たちの手続きをしていた昭夫は、人事部長の職務に対してストレスを抱えていました。

妻とは別居生活を送っており、娘ともしっくりといっていませんでした。

そして、久々に実家にやって来ると母親の方も雰囲気がガラリと変わって、何か心境の変化を感じさせる予感がしました。

夕食にうなぎでも食べようと誘うも、地域のボランティア活動で今から打ち合わせをして、夜には食事の支援活動があると断られる。

母親の福江は、ホームレスを支援する団体「ひなげしの会」のメンバーとして忙しく活動していたのです。

久々に帰った実家でも居場所が無い状態で、墨田川を眺めてため息をつくのでした。人事部での辛さを同僚にも友達にも相談が出来ず悶々とした日々を送っていました。

感想と考察2 上手くいかない家庭

娘との関係

家庭の方では、妻・知美とは半年前から別居生活を送っており、娘の舞(永野芽郁)との関係もギクシャクとしており自分には寄り付こうともしていませんでした。

ある日、帰宅した昭夫に別居中の妻から電話で娘の舞が外出して3日も帰って来ていないと連絡が入ります。

友人宅にも居ない様子なので、恐らく向島のお婆ちゃんの家だと思うと。昭夫が実家に行くと舞が居候の状態になっていました。

家を飛び出した理由は、大学がつまらないと母に相談すると、勉強しないと大企業に入れないと叱咤。入れないなら大企業の人と結婚するしかない…と言われたことでした。

自分のことをその程度だと思っていたことに腹が立っていたのでした。父の昭夫も同じ考えと違うのかと言ったそばから泣き出す始末。

妻との関係

妻とは離婚問題に発展。とりあえず、別居状態をキープはしているが…

ある日、昭夫に実家に突然に妻の知美がやって来る。たわいもない会話をして昭夫の昔の写真を見て帰っていきました。

てっきり、元に戻るのかと思っていましたが新しい相手も出来たようで…その後、離婚が成立。義母に対する最後の挨拶だったようです。

娘も大きく育ち、修復しない夫婦関係を清算して第二の人生へと進みました。一度、醒めてしまった感情は戻らないってことですね。

声のみで顔も映し出されなかったので、妻との関係の深堀はありませんでしたね。

感想と考察3 熟年同士の恋愛

密かな片思い

昭夫が久しぶりに実家に帰って『こんにちは…、母さん』と声を掛けると、母の福江(吉永小百合)がお店から出てきました。

何時もの割烹着からエプロン姿でした。髪も染めたようで、触りながら昭夫に『おかしいかい?』と尋ねるも、『いいんだよ、お洒落ぐらいしないと』と少し照れ臭そうに返答。

母親が少しお洒落な雰囲気を醸し出したのは、恋をしているからでした。お相手は、教会の牧師・荻生直文(寺尾聡)でした。

荻生は、ホームレスを支援するボランティアの一員でした。

ある時、昭夫からコンサートに誘われて、着物を着て一緒に出掛けます。お洒落なカフェに入ることが夢だと言うと、すぐに叶えてあげる昭夫。

凄く楽しい時間を過ごしてパーフェクトな1日になるはずが…

両想いかと思いきや…

福江と荻生の2人には、気がかりなホームレスがいてました。彼の名はイノさん(田中泯)と呼ばれる老人でした。

ブルーシートで囲うこともせずに橋の高架そばで寝泊まりしていました。萩生のことは無視するも福江が弁当を差し出すと受取ります。

生活保護を受けて、部屋を借りるように言いますがイノさんは拒みます。そんなイノさんは、何時も一緒に活動している福江と荻生を夫婦だと勘違いしていました。

その事を福江から聞いた萩生は、照れたように『なんてこと言うんだ』と怒ったフリはするものの、少し嬉しそうに感じました…

萩生は、生まれ故郷の北海道で牧師をすることになり、東京を離れることに。出発の日、「ひなげしの会」のメンバー達と見送りますが…

作ったお弁当を渡す時に思わず『私を北海道に連れて行って』と言ったものの、冗談だと誤魔化すのでした。

車内であんな冗談を言うなんて…と、福江の気持ちを分かっていませんでした。運転する百恵から、先生のことが好きだったと聞かされて初めて気が付くのでした。

福江の淡い恋は、萩生の転勤によって終わってしまいました。

感想と考察4 昭夫が下した判断

価値観を修正

大企業で人事部長を務める昭夫にとっては、母が活動している「ひなげしの会」や援助しているホームレス、家業の仕事などに対する偏見がありました。

そんな昭夫に、萩生が大学教授時代の派閥争いが嫌になって辞めて牧師になったことを母から聞かされます。

昭夫からすると「逃げ」にも感じる行動のはずが、そういう選択肢もあるのかと改めて気付いたのかもしれません。

人の人生を左右する立場、性に合っていないことも分かっている。嫌々で仕事を続ける価値が見いだせなくなっていきました。

下町で仲間と活動している母親にも触発されて、自分にとっての幸せを求めることに方向転換していくのでした。

結局は…

人事部長として木部を懲戒解雇から依願退職に変更し、再就職先を用意します。怒った久保田常務(田口浩正)に呼び出されて自分が責任を負うと会社を辞めることに。

それを知った木部は昭夫に感謝しますが、自分の価値観や次の生き方に舵を切る決断をしたこともあってか、清々しい気持ちに。

実家で母・福江と木部から貰った佃煮で酒を飲みながら、母の寂しい境地を聞きました。あと、2~3年は萩生に傍に居て欲しかった…と。

そして、死ぬのは怖くないが動けなくなって何も出来なくなるのが不安だと本音が漏れる。昭夫も丁度、離婚届を出したところで実家に戻ってもいいかと母に聞くと…

不安そうな顔がパッと明るくなり、『しょうがない、母さんの出番だね』と前向きに捉えた様子。丁度、花火が上がり新たな生活を祝福するかのようでした。

墨田川の花火大会が行われていました。昔を懐かしむように、昭夫が産まれた時に花火が鳴って世界中から祝福されていると思ったと嬉しそうに語る福江でした。

色々とあったものの、最後は新しい生活が始まる期待感で明るい未来が待っているとを思わせるものでした。

以上が、映画【こんにちは、母さん】の感想と考察でした。

いや~吉永小百合さんが良かったなぁ~
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総合評価&あらすじ

あらすじ

大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、

大学生になった娘・舞(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、

久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪れる。

「こんにちは、母さん」

しかし、迎えてくれた母の様子が、どうもおかしい…。

割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活している。

おまけに恋愛までしているようだ!

久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、

これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。

こんにちは、母さん 公式

スタッフと主要キャスト

みんなの評判は?

まとめ

映画【こんにちは、母さん】の感想と考察について解説しました。

今回紹介したのは、下記の「4」です。

1.感想と考察1 自分に合っていない業務
2.感想と考察2 上手くいかない家庭
3.感想と考察3 熟年同士の恋愛
4.感想と考察4 昭夫が下した判断

いや~吉永小百合さんが良かったなぁ~
ん~もう一度見てみたいなぁ…

というあなた…!

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