映画【１秒先の彼】　ネタバレ　撮影場所　小ネタまとめ

映画
2024.08.10
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『1秒先の彼』は、2020年に公開された台湾版リメイク作品です。１秒早いハジメと１秒遅いレイカの奇跡の物語。

映画【１秒先の彼】の撮影場所　小ネタまとめについて解説します。

今回紹介するのは、下記の「3点」です。

1.撮影場所
2.撮影秘話
3.小ネタ

撮影場所

映画【１秒先の彼】は、京都を舞台にしています。京都っぽさのある観光地での撮影は数か所に抑えられて、町屋文化の下町旅情のある雰囲気で何処かホッとするような映像になっています。

ハジメが住む町屋

ハジメが妹カップルと住んでいた町屋は、山中油店さんが管理している家。撮影では、中と外を使い分けていました。中は、山中油店の向かいにある宿を使用。表側は、山中油店の裏手にある町屋を使っていたそうです。

そのままでは無く、３分の2はリフォームされていたが、撮影ではリフォームされていない方を使っています。映画でも気付きましたが、屋根が歪んでいたりと昔ながら風情ある感じが京都って感じでした。

郵便局

ハジメが務める郵便局は、京都市内と天橋立の２局が出てきます。京都市内で撮影出来る郵便局が見つからず、ロケハンで見つけた倉庫を交渉して荷物を移動して改装して撮影したそうです。

天橋立の郵便局も廃屋を見つけて内装にあるカウンターを利用して改装。獣の糞だらけで大変だったとか。ロケーションは良くて、建物の後ろは海ですぐ近くに郵便局も昔は本当にあったようです。

平安神宮

平安神宮では、撮影に時間制限もあり、途中には土砂降りで大変だったとのこと。何とか１日で撮影を終わらせてます。映画でも、よく見たら荒川良々さんの後ろは雨が降っていました。

撮影秘話

時間が止まるくだりがあり、エキストラを含めて場所の制約もあったりで苦労したようでした。しかも、真夏の撮影で暑さも凄くて疲労困憊のスタッフも。撮影秘話も色々とありました。

クドカン登場の経緯

リメイクという事もあって、山下敦弘監督がどういうふうに変換させていくか悩んでしまい、プロデューサーが宮藤官九郎さんに依頼。監督と宮藤官九郎は、俳優として一緒に仕事したことがあるそうです。

脚本と監督の立場で仕事したのは、今回の映画が初めて。クドカン流の脚本がどうなるのか？それを自分自身がどう撮影するのかが楽しみだったとか。

舞台を京都にした理由とは？

原作の台湾から日本版は何処を舞台にするのか？最初の打ち合わせから、こういった内容なら京都だという案で先行しました。ファンタジーな要素のある設定なので、京都だったら違和感も無く噛み合うと判断したそうです。『京都だからいっか』とラフな感じで。そういう感じっていいですね。

キャスティング

台湾版をへて日本版を考えた時に良い組み合わせが浮かばなかったが、プロデューサーから男女逆転という発想が出た時に岡田将生の名が挙がったとか。脚本の宮藤官九郎も『岡田くんならイメージが湧く』と。

ドラマ「ゆとりですがなにか」で二人で一緒に仕事した経験もあり、岡田将生のイメージを膨らませて一気に書き上げたようです。

意外なキャスティングと言えば…しみけんがハジメの妹の彼氏役だったところ。妹もメイクにインパクトありましたが、しみけんもガングロで存在感ありました。昔の渋谷系のギャルとギャル男って感じでした。

エキストラを使ったシーン

京都は数多くの大学があり、エキストラに協力してくれた学生も多くたくさんの方が参加。映像系が学べる立命館や京都芸大の学生さんも多数参加されたようです。

特に立命館は撮影で敷地内が使えたので車や歩行者を止めて撮影するような苦労は無かったそうです。ただ、夏の暑さに熱中症寸前の人がいたりしてカメラを止めたりでギリギリの撮影を強いられてます。

二条のビジネスホテルで合宿して撮影に挑んでいます。エキストラと一緒に飲み屋に行ったりと和気あいあいなところもあったみたいです。

小ネタまとめ

・台湾版の脚本は、日本の制作の方も２０年前には持っていたもので、台本も協力してもらう予定でもらっていたそうです。チェン・ユーシュン監督が一時、ＣＭ業界に行っていた為に製作時期が遅れてしまったようです。そんな前から脚本があったのは驚きですね。

・監督は、エキストラの学生さんから『京都ではチャリ買った方がいいですよ』と言われて8000円ぐらいの中古の自転車を購入したそうです。撮影の無いオフの時は、それを使って移動していたとか。

因みに、そのアドバイスをした学生は９回生でした！？なんかビックリです。バスのシーンでハジメが『まだ何者でもないただの学生のくせに』と言っていた横にいるメガネをしてる学生。

・映画の主題歌を歌ったのはYOASOBIのikuraさん。映画用に「P.S.」という楽曲を書き下ろしています。透き通った独特の声が爽やかさと可愛らしさを表現していて良い曲でした。

・笑福亭笑瓶さん。この映画を撮り終えて劇場公開する前に急性大動脈解離が原因でお亡くなりになりました。映画では、人の話を根気よく聞いてあげる優しいラジオＤＪ役と写真館の主人役の一人二役で出演していました。

ラジオ番組「笑瓶のおばんざいナイト」という番組名は、脚本の段階でクドカンさんが決めていたもので、映画でもそのままのタイトルで採用されています。ホントにありそうな番組名ですね。

以上が、映画【１秒先の彼】の撮影場所　小ネタまとめでした。

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見どころ（おすすめポイント）は？

見どころ①：京都が舞台

やっぱり京都が舞台っていうのが見どころ。京都の独特な雰囲気が現実離れしたストーリーにも合っていました。京都弁が持つゆっくりで柔らかい話し方や町の風情が落ち着きます。

撮影的にも静止画のシーンで大学の敷地が使えたり、エキストラ起用の関係からも学生の街・京都が舞台で何かと都合が良かったように感じます。

見どころ②：キャラ濃い出演者達

主役の二人がホントに良かったです。岡田将生の見た目が100点なのに皮肉たっぷりに早口の京都弁。清原果那の可愛らしさとストーカーっぷりのギャップも面白い。他の役者もキャラ濃いめで見ていて楽しかったです。

ハジメの母親役の羽野晶紀も関西出身で笑いのツボを得ていたし、加藤雅也も”誰”というメイクで顔に似合わないバリバリの関西弁が良かったです。

みんなの評判は？

映画の前半と後半で伏線が回収されるとあって、２回目を見直す人やクドカン脚本、岡田将生の演技そのものを楽しむ方がいてました。個人的には、清原果那さんが見切れるシーンや誤魔化す仕草が可愛らしかったです。

こんな人にオススメ

やっぱりクドカンさん。独特の世界観と作風が魅力的です。作品によっての高低差があり、ついていけない時もありますが…　宮藤官九郎ファンの方、岡田将生ファン、清原果那ファンの方々にはオススメします。あと、コメディ好きやタイムループ的なファンタジー好きの方にも見て頂きたいです。

まとめ

映画【1秒先の彼】の撮影場所　小ネタまとめについて解説しました。

今回紹介するのは、下記の「3点」です。

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2.撮影秘話
3.小ネタ

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