【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】 原作との違い その他まとめ

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映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】は、福原遥と水上恒司の主演で感動的なシーンや福山雅治の主題歌も話題になりました。実は、原作と映画では幾つかの違いがありました。

映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら】の原作との違いについて解説します。

今回紹介するのは、下記の5点です。

1.主人公の百合の年齢
2.心理描写
3.百合の家族
4.エンディングシーン
5.映画には無いシーンが

主人公の百合の年齢

原作では中学2年生でしたが、映画では高校3年生に設定が変更されています。

進路指導で学校に来る母親を「魚臭い」と嘆きます。母は、スーパーの鮮魚売場と他でも掛け持ちして必死に百合(福原遥)を支えているというのに。

原作よりも歳の差を少なくして、より恋愛的な要素を取り入れた点と配役の問題もあったのではないでしょうか。作品全体的にも、若年層にも伝わり易くなっています。

心理描写

原作では、百合の視点で描かれており、他の登場人物の心理描写はあまりありません。

映画では、特攻隊員それぞれの背景や心理描写が描かれています。彰(水上恒司)の気持ちや心の葛藤、隊員同士の絆の強さ等も描かれています。

志願して来たものの、新たな拠点での生活や仲間達の関係、時間が経過していくことで微妙な感情の変化がありました。それらを表現する事で映画を観る人の共感も強いものになっていると思います。

百合の家族

原作では、百合の父親に関しては描かれていません。父親が誰なのかも知りません。

映画では、川で溺れた子を助けて亡くなったとされています。優しそうに微笑む父親の写真も映っていましたね。母親が今でも心の拠り所にしているのが伝わりました。

原作の母は、

…という感じで、生活に疲れ果ててもいますし、言葉遣いも少し悪く気が荒い感じが伝わります。

映画では、娘の百合の暴言があっても、娘と向き合い気遣う優しい母親でした。

エンディングシーン

原作も映画もエンディングは現代に戻って、特攻資料館で彰の手紙を見つけるまでは同じです。

映画では、彰の声(水上恒司)で手紙が読まれるので百合への想いがより伝わって感動しました。

原作では、更に続きがあります。社会科見学から戻って帰宅する時に校門に男の子がいてました。百合はその子を見て「彰の生まれ変わり」と理解します。姿や格好は違いますが…。

この男の子は、宮原涼という名前。実は、その後のストーリーとして【あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。】という続編が書かれています。その本の主人公が宮原涼です。

続編も凄く気になりますね。機会があれば読みたいなぁ~って思っています。

映画には無いシーンが…

原作に登場していた人で映画には出ていない人もいてました。他にも映画に無いシーンは、

千代さん

タイムスリップした先で知り合った同世代の千代(出口夏希)。米軍の空襲で家も家族も失い、千代自身も火傷で重症でした。ツルの家で療養していましたが亡くなってしまいます。

特攻隊の板倉

鶴屋食堂に出入りしていた特攻隊の板倉は、逃げ出そうとして上官に見つかっています。その上官からは、腹を切れと責められます。

以上が、映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら】の原作との違いでした。

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印象に残ったセリフ・シーン

印象に残ったセリフ

『出来るのならば、戦争のない時代に生まれて君と一生を共に過ごしたかった。』

セリフではありませんが、彰が百合に宛てた手紙の内容。彰の声で語った文言です。この気持ちは痛いほど理解出来ました。そりゃ~そうですよ。他の特攻隊員もそうですし、皆そう思っていたはずです。それでも任務を果たす。今の時代に生きてる者としては、中々理解が出来ませんが…

印象に残ったシーン

「百合が咲く丘のシーン」

この百合が咲く丘で百合と彰の二人は、お互いがそれぞれを思い合っていきました。ここで二人の距離は縮まり、別れを覚悟する場所となりました。戦争という悲惨な状況であっても、人と人とが結び合って希望を持って生きていたと思うと何とも言えない気持ちになります。

みんなの評判は?

まとめ

映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら】の原作との違いについて解説しました。

今回紹介したのは、下記の「5」です。

1.主人公の百合の年齢
2.心理描写
3.百合の家族
4.エンディングシーン
5.映画には無いシーンが

なるほど~ そんな違いがあったのか?

ん~もう1度見てみたいなぁ…

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