映画【あんのこと】 ネタバレ 実話との違い

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映画【あんのこと】の実話との違いについて解説します。

今回紹介するのは、下記の4点です。

1.実話の”ハナ”さんと映画の”杏”との違い
2.亡くなった後に逮捕
3.桐野のモデルは新聞記者?
4.子供の面倒はみていない

実話の”ハナ”さんと映画の”杏”との違い

映画が制作されるきっかけは、ある新聞記事でした。2020年6月1日の朝日新聞の『コロナが奪った25歳の中学生活』との見出し記事。

実話の”ハナ”さん

幼少期から母親の暴力を受けて小学校3年生の時には不登校になっていました。11~12歳の頃には母親から売春をさせられていました。

14歳で覚せい剤を使い始めてやめられなくなり、その後に逮捕されることに。取り調べた刑事(蜂谷嘉治)に誘われて、薬物経験者が語らう集まりに参加する。

2020年の春から始まる13年ぶりの中学生活を楽しみにしていた中、5月4日の未明に東京の繁華街の路上で倒れていたところを発見されます。25歳でした。

コロナの影響で自助グループの「ネクストゲート」の集いが中止。4月から通学予定だった夜間中学も休校に。この時期は、母親と暮らしていたそうです。

同じ頃に、飼っていた猫が亡くなり刑事の元に火葬費を借りに来ています。母親から殴られたせいで顔を腫らした状態で… その後、母親の暴力が酷くなり、警察が用意したマンションに避難します。

生活が元の状態に戻ってしまった事もあってか、再び覚せい剤を使用して警察の尿検査で反応があり、後日に迎えに来ると連絡があった次の日に避難先のマンションから飛び降りて亡くなりました。

映画の”杏”

映画の主人公の杏は、小学校4年生で不登校。その後の転落人生は実話とほぼ同じです。杏の最後は、DVの母親から逃れて住んでいたシェルターから飛び降り自殺を図ります。

実話に沿った内容になったのは、入江監督自身が実際にあった話を始めて扱ったことが大きいようです。既に亡くなった人を映画にするにあたり、勝手な脚色を加えるのはやめようと思ったそうです。

ただ、映画の展開と実際とでは順序が違うパターンだったのが、刑事の多々羅の逮捕でした。

亡くなった後に逮捕

映画では、刑事の多々羅が主催する自助グループ・サルベージ赤羽に来ていた女性に性加害したことで逮捕されます。泣き寝入りするしかないような弱い立場の人でした。

実際は、「ハナ」さんが亡くなった後に、多々羅と見立てられた刑事は逮捕されています。理由は、警察に相談しに来た女性を盗撮して特別公務員暴行陵虐罪で逮捕、起訴になっていました。

ただ、実際の元・刑事も「ハナ」さんに対しては、真摯に向き合い覚せい剤から救い出そうとしていたようです。彼女が亡くなったとの知らせを聞くと号泣したという話があります。

桐野のモデルは新聞記者?

映画で雑誌記者の桐野(稲垣吾郎)役は、実際にはいなかったようです。

映画のきっかけになる記事を書いた記者さんをモデルにしてキャラクター化したようです。他にも、「週刊文春」の編集長に取材のプロセスを聞いて参考にしたそうです。細かいところまで話をしてくれたとか。

更には。映画の雑誌編集部のロケ地としても使用されています。映画の中で積み上げられた資料なんかは全て本物だったそうです。

撮影は、編集部が忙しいので業務の終わった12月30日の夜だけ借りて行われたそうです。映画終わりのクレジットにも「ロケーション協力週刊文春」と入っているそうです。気が付きませんでしたが…

子供の面倒はみていない

映画のほとんどは、実際に起こったことをベースに制作されていますが、フィクションで加えられたところがあります。

杏が毒親から避難して暮らしていたシェルター。隣に住む三隅紗良(早見あかり)から子供の面倒をみて欲しいと預けられるところです。

これには、入江監督の考えもあり、虐待する親は世代間で連鎖することが多いが、杏ならその連鎖を断ち切れたのではないかと。

誰かに救われるのでは無く、杏自身が誰かを助けるような事になれば、杏の状況も変わった可能性があるかもと思い、希望を込めて付け加えたそうです。

確かに、映画を観ていて一生懸命に子供に寄り添い、支えている姿は彼女本来の姿でもあり、弱者を救おうとする母性のようなものを感じました。このフィクションシーンで杏も少しは救われたように思えました。

ハナも杏も誰かを世話してあげることで自身の存在意義を見出していたのかもしれませんね。

以上が、映画【あんのこと】の実話との違いでした。

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印象に残ったセリフ・シーン

印象に残ったセリフ

彼女は薬をやめられていたんです』

映画のラストに多々羅が取調室で言ったセリフです。薬物で苦しむ人達に救いの手を差し伸べていた多々羅。その気持ちに嘘や打算的なものは無かったのだと思います。

杏は、必死に積み上げてきたものを自分で壊したことで亡くなりました。なぜ壊したのか?それは、彼女の居場所を奪ってしまったから。

多々羅が、杏の居場所を失わせるきっかけを作ってしまった。一方で桐野も多々羅の性加害を記事にしてサルベージ赤羽を閉鎖させてしまった。結果的に二人とも杏の居場所を奪ってしまいます。

多々羅のセリフは、自身への戒めの言葉にも思えました。自分の衝動が抑えられなかった事で一人の人生を奪ってしまったのだと。

印象に残ったシーン

多々羅に抱きしめられるシーン

杏が再び覚せい剤に手を出してしまい、泣き叫ぶ杏を強く抱きしめて『だいじょうぶ、だいじょうぶ』と子供に諭すように何度も語り掛ける多々羅。

ここでも、薬物から逃れようとする人を必死に守ろうと姿が印象に残りました。

こんな人にオススメ

役者として河合優実に注目してる人は多いと思います。若くして既に独特の雰囲気を醸し出し、役に憑依する様は凄みを感じます。そんな彼女を応援してる方にオススメします。

また、世の中には劣悪な家庭環境で苦しんでいる人が居てます。自分一人では抜け出せずに藻掻いているような人を社会全体で守って、更生の道を示していける強固な仕組みが出来ればと願います。

物が溢れて何不自由の無い平和な社会のはずが、事件化していないだけで社会の歪のような環境もあると認識するべきかもしれません。こんな酷い親が世の中にいると知ることも必要ですね。

みんなの評判は?

まとめ

映画【あんのこと】の実話との違いについて解説しました。

今回紹介したのは、下記の「4」です。

1.実話の”ハナ”さんと映画の”杏”との違い
2.亡くなった後に逮捕
3.桐野のモデルは新聞記者?
4.子供の面倒はみていない

ん~これはキツかったなぁ~

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