映画【渇水】 ネタバレ 原作小説と映画の違い

映画
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映画『渇水』は、「孤狼の血」シリーズ等を手掛けた白石和彌監督が初のプロデュースを担当した作品です。脚本家の宮藤官九郎などの話題作で助監督を務めた高橋正弥が監督しています。

映画【渇水】の原作小説と映画の違いについて解説します。

今回紹介するのは、下記の3点です。

1.ラストシーン
2.撮影秘話
3.その他まとめ

ラストシーン

原作の小説では、小出の姉妹は自殺して物語が終わります。何とも衝撃的なラストです。一方で、映画では児童相談所から抜け出してプールに飛び込むところで終わります。勿論、生きています。

何故?ラストシーンを変更したのか?

インタビューで髙橋正弥監督が答えています。『原作のままだと非常に悲しく、最後も衝撃的な結果になるのを避けたかった。』と。ご自身にも娘さんが居てたのも関係したのではないでしょうか。映画は、希望に繋がる内容にする為の変更だったようです。一人の親としての判断。凄く分かります。

また、結末を変更する前に原作者・河林満さんのご遺族にも了承を頂いたとの事です。最後が生と死では、まったく別物になってしまいますからね。原作が発表されてから30年近い月日が流れているのも影響があったでしょうね。故人の作品を世に広めたいとの遺族の思いもあったのだと想像します。

ただ、ラストが変更されても非常に重い内容の映画に変わりはありませんでした。特に、母も育児放棄で電気もガスも水も無い生活の姉妹。母から渡された小遣いも使い果たして、自販機の小銭を拾ったり、スーパーで万引きしたりと子供が必死にもがきながら生活している様は、見ていても悲しくなるシーンでした。そういった点では、ラストに少し希望が持てたのは救いに感じました。

撮影秘話

実は雨が多かった…

渇水を題材にした映画を撮影しているのに…雨が多かったそうです。何とも皮肉ですね。姉妹役の二人が晴を願って”てるてる坊主”を作ってくれたとか。如何にもうだるような夏の天気が映っていたのも、実は裏では必死の願いが叶っていたんですね(笑)

メイクで渇きを表現

画面でアップになった生田斗真の肌が俳優なのに綺麗じゃないなぁ~って思って見ていました。わざわざ、特殊メイクしていたみたいです。演出として、渇いた感を出すためとか。そういう風には思いませんでした… 他のドラマや映画もこんな肌やったかなぁ~?の感想でした。

もう一つ気になったのは…主人公の喫煙シーンが多すぎる点です(笑) 途中で何本吸ったか数えてみようかと思うぐらい。コレも渇いた演出の一つだったのかは不明…

脚本を渡さずに撮影

姉妹役の二人には、撮影で子供らしさや感じた事を大事にするのに、脚本を渡さずに撮影ごとにシーンの説明をしていたそうです。撮影方法も姉妹には順撮りで対応。水の無いプールで、はしゃいでいる様子から段々と苦しい生活になっていく過程、表情が少しずつ暗くなる感じ、髪の毛もボサボサに伸びているのが凄く自然に感じたのはそういう訳でした。

短い期間の撮影とはいえ、序盤から終盤では姉妹の顔つきが違ってくるのが分かったと髙橋正弥監督も驚いていました。ずっと見ていると変化も感じるんですね。

その他まとめ

30年前に書かれた原作

河林満さんが第70回(1990年)の文學界新人賞を受賞してから30数年後の映画化。ご友人が髙橋正弥監督に持ち掛けました。東日本大震災の少し前の頃でした。及川章太郎さんと共同で脚本つくりを始める。中々、映画製作に応じてくれる所が無くて時間が掛かったようです。

小説が発表されたのはバブル絶頂期。その頃だと、貧しい人も少ない印象があるが…それでも貧困な生活の人は居てたはずで、今の方が更に表面化されているとも言います。この作品の持つ意味は、30年前よりも大きくなっているのかもしれません。

停水執行

現在では、水道局の職員が停水執行するケースは少なくなっているようです。民間に委託しているのだとか。映画のベースになっている部分なので変更するか悩んだそうです。でも、主人公の設定を変更するとストーリー的にもややこしくなるとの事で原作通りにしているそうです。

また、あくまでも規則に従って業務を遂行しているので、その方達の印象が悪くならないように苦心もされています。止めたくて止める人はいないでしょうから。

原作では多摩だった

原作での背景は、多摩でした。ロケの選定で撮影環境の良い前橋市に協力を得たので背景地が変わりました。夏の暑さが厳しいところも条件の一つ。

姉妹のプールのシーンは、足利市の旧西高校でした。ドラマや映画、バラエティーと学校モノのロケでは有名な場所ですね。

以上が、映画【渇水】の原作小説と映画の違いでした。

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印象に残ったセリフ・シーン

印象に残ったセリフ

「水だって本当はタダでいいんじゃないですかね?」 

太陽も空気も無料であることから、後輩の木田(磯村雄斗)から出たセリフ。日照りが続いて水不足で給水制限もしている中で、水道を止めるのは弱い物いじめだと仕事の不満が口に出る木田。如何にも、言い分は的を得ているようにも聞こえます。

でも、太陽も空気も無料なのは人が絡まないから…って思ってしまいました(笑)

印象に残ったシーン

「姉妹が水のないプールでシンクロごっこをしているシーン」

物語が全体的に重ぐるしい展開。映画の序盤で姉妹達のあどけなさ、可愛らしさが表現されたシーン。生田斗真さんも『すごく輝いて⾒えて、今でも鮮明に覚えています。』とコメントしていました。更には、本当に水が見えるような気がしたと絶賛。

髙橋監督も、このシーンが姉妹の撮り始めで上手くはまったと感じたそうです。

みんなの評判は?

原作からラストを変更した点が概ね賛同している感じでした。そうでなくても姉妹のセリフが切なくて悲しいシーンも多かったですから…

まとめ

映画【渇水】の原作小説と映画の違いについて解説しました。

今回紹介したのは、下記の「3」です。

1.ラストシーン
2.撮影秘話
3.その他まとめ

ふ~ん…? そんな違いがあったのかぁ

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