※本記事は物語の核心に触れています。未鑑賞の方はご注意ください。
正直に言えば、私はこの結末に納得できませんでした。
「生きていてほしかった」。
「希望があってもよかった」。
50代のおっさんには、あまりにも重く、遠く感じるテーマ。
DVの連鎖、アンさんの選択、そして少年の行方。
理解しきれない部分もあります。
感情的になっている部分もあるでしょう。
それでも――
せめて耳をふさぐ人にはなりたくない。
この作品のタイトルに込められた「52ヘルツ」という言葉の意味を考えながら、私なりに感じたことを書き残します。
#本屋大賞受賞📖
— 映画『 52ヘルツのクジラたち 』公式 (@52hzwhale_movie) December 24, 2023
『#52ヘルツのクジラたち』
🐳本ポスター解禁🐳
他のクジラたちには聴こえない、52ヘルツで鳴く世界で一番孤独なクジラ🐋
「その声は、あなたに届く。」
貴瑚は、安吾は、少年は何を想い、どんな声を発し、聴こうとしているのだろうか――。
3/1(金)公開🎬#杉咲花 #志尊淳 pic.twitter.com/QJjRJNG9PU
映画【52ヘルツのクジラたち】の感想・考察について解説します。
今回紹介するのは、下記の「5点」です。
1.タイトルが示す「52ヘルツ」の意味
2.アンさんの選択に、納得できなかった理由
3.DVの連鎖と少年の存在
4.杉咲花という俳優の凄み
5.それでも、耳をふさがない
タイトルが示す「52ヘルツ」の意味
52ヘルツのクジラ。
ほかのクジラには届かない周波数で鳴く、孤独な存在。
この映画の登場人物たちは、まさにその象徴のようでした。
声を上げても届かない。
助けを求めても伝わらない。
誰かに分かってほしいのに、分かってもらえない。
DVの連鎖は、その“届かなさ”の積み重ねでもあります。
暴力は肯定できない。
でも、その背景にある孤独や歪みまで無かったことにはできない。
私はすべてを理解できたとは思っていません。
ただ、「届かなかった声があった」という事実だけは、重く残りました。
アンさんの選択に、納得できなかった理由
私は「生きていてほしかった」派です。
あの最期は、あまりにも静かで、あまりにも残酷でした。
そこに希望が見えなかった。
もちろん、この物語が描こうとした現実は甘くない。
簡単に救われない世界だからこそ意味がある。
それでも、どこかで――
ほんのわずかでも、光が差してほしかった。
希望はきれいごとかもしれない。
けれど、映画だからこそ、ほんの少しだけでも“救い”があってもよかったのではないか。
これは批判というより、願いです。
DVの連鎖と少年の存在
この作品で一番怖かったのは、暴力そのものよりも「連鎖」です。
傷ついた人が、また誰かを傷つける。
助けを求められなかった子どもが、やがて大人になる。
少年の存在は、その未来を象徴しているようでした。
止められるのか。
断ち切れるのか。
明確な答えは提示されません。
そこがまた苦しい。
でも、もし希望があるとするなら、
それは「誰かが耳を傾けること」から始まるのではないでしょうか。
杉咲花という俳優の凄み
今回、改めて感じたのは杉咲花の凄みです。
叫びでもなく、大きな動きでもなく、
目の奥で感情を震わせる演技。
私は『市子』を思い出しました。
あの作品でも、彼女は“社会からこぼれ落ちた存在”を演じていた。
派手ではない。
でも、忘れられない。
今回も同じです。
感情を押し殺し、壊れそうで、それでも立っている。
その姿に、胸が締め付けられました。
この作品は、彼女の代表作の一つになるかもしれません。
それでも、耳をふさがない
私はこの物語を完全に理解できたとは言えません。
価値観の違いもある。
世代的な距離もある。
正直、難しいテーマです。
でも。
すべてを理解できなくてもいい。
せめて、聞こうとする姿勢だけは持っていたい。
52ヘルツで鳴く声は、
本当に誰にも届いていないのか。
もしかしたら、
気づこうとしなかっただけかもしれない。
この映画は、観終わってスッキリする作品ではありません。
けれど、心のどこかを静かに揺らす作品です。
「生きていてほしかった」と思ってしまう自分も含めて、
それでも、目をそらさずに向き合いたい。
そう思わせる一本でした。
以上が、映画【52ヘルツのクジラたち】の感想・考察でした。

ん~何とも言えない映画だったなぁ~
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本編予告&あらすじ
傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家へと移り住んできた貴瑚は、虐待され、声を出せなくなった「ムシ」と呼ばれる少年と出会う。かつて自分も、家族に虐待され、搾取されてきた彼女は、少年を見過ごすことが出来ず、一緒に暮らし始める。やがて、夢も未来もなかった少年に、たった一つの“願い”が芽生える。その願いをかなえることを決心した貴瑚は、自身の声なきSOSを聴き取り救い出してくれた、今はもう会えない安吾とのかけがえのない日々に想いを馳せ、あの時、聴けなかった声を聴くために、もう一度 立ち上がる──。
杉咲花、志尊淳、宮沢氷魚、小野花梨と、最旬若手実力派キャストが、人間の光と影を見つめ続ける名匠・成島出監督の元に結集。原作は、2021年本屋大賞に輝いた町田そのこの同名小説。主題歌は本作に深く共鳴したSaucy Dogが書き下ろした。
〈52ヘルツのクジラ〉とは、他の仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴く世界で1頭だけのクジラのこと。<世界で最も孤独なクジラ>たちにも、その声なき声に耳をすませてくれる相手がきっといる。その声はいつか届く─。切なる想いの先に、胸を揺さぶる希望の光を届けてくれる、今こそ観てほしい愛の物語が完成した。
52ヘルツのクジラたち 公式
作品情報・主要キャスト
原作:町田そのこ
監督:成島出
杉咲花
志尊淳
宮沢氷魚
小野花梨
西野七瀬
倍賞美津子 ほか
(敬称略)
みんなの評判は?
私はこう感じましたが、他の方はどう受け取ったのでしょうか。Xに投稿された声を一部ご紹介します。
映画『52ヘルツのクジラたち』、杉咲花が海を見つめる瞳の揺らぎ。志尊淳の背負う痛みが、波音にかき消されていく。言葉にできない孤独を持つ二人が、魂で共鳴する瞬間。町田そのこの原作にある「声なき声」が、映像を通して静かに、確かに届いた。🐋🌊
— せきしょうてん99 (@sekishouten99) February 18, 2026
映画「52ヘルツのクジラたち」
— ますたぁ (@tagtor) February 14, 2026
原作を知ってるのに、というか知ってるからこそボロ泣き
きなことアンさんの関係性に焦点を当てた構成にしたのね
個人的には52との関係の方がメインのストーリーだと思うけど、キャスティングのせい?
原作だと村中の凄さを感じるのだけど、映画だけだと伝わらないな pic.twitter.com/sNptNZcCQm
52ヘルツのクジラたち
— アオノ月🪬 (@blue_kiwi_moon) January 28, 2026
東京から海辺の街の一軒家に引っ越してきた貴瑚は、虐待され、声を出すことが出来なくなった少年と出会う。。
人物の背景や苦しみ、葛藤が、深く伝わってきた#映画 #primevideo pic.twitter.com/nJSbJtZDeh
まとめ
この作品は、実際に観てこそ意味を持つ映画だと感じました。
重い。
簡単じゃない。
でも、だからこそ一度は向き合ってみてほしい。
すべてを理解できなくてもいい。
それでも、耳をふさがない人でありたい。
そう思える方には、きっと何かが残るはずです。
以上、映画【52ヘルツのクジラたち】の感想・考察について解説しました。
今回紹介したのは、下記の「5点」です。
1.タイトルが示す「52ヘルツ」の意味
2.アンさんの選択に、納得できなかった理由
3.DVの連鎖と少年の存在
4.杉咲花という俳優の凄み
5.それでも、耳をふさがない

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よくある質問(FAQ)
Q1. タイトルの「52ヘルツ」にはどんな意味がありますか?
52ヘルツのクジラは、他のクジラに届かない周波数で鳴く存在と言われています。本作では、誰にも届かなかった声や孤独の象徴として描かれていると感じました。
Q2. アンさんの結末はなぜあの描き方だったのでしょうか?
救いを描かないことで、現実の厳しさをそのまま提示したのだと思います。ただ、希望があってほしかったと感じるのも自然な感情です。
Q3. 杉咲花の演技の見どころは?
表情や沈黙で感情を伝える繊細さです。目の奥の揺れが印象的で、『市子』にも通じる静かな存在感がありました。

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