【もしも徳川家康が総理大臣になったら】偉人たちが現代政治を動かす!?

映画
2025.11.04
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【もしも徳川家康が総理大臣になったら】は、奇想天外な発想から始まる、笑って泣ける“政治エンタメ”ドラマ！織田信長に豊臣秀吉、紫式部まで、歴史の偉人たちが現代日本の政治を動かす!?GACKT×野村萬斎×浜辺美波の豪華共演で贈る、予測不能の政界バトルが今、幕を開けます。

映画【もしも徳川家康が総理大臣になったら】の笑って泣ける社会派エンタメについて解説します。

今回紹介するのは、下記の「5点」です。

1.偉人×AIという最強のアイデア！
2.コメディから一転、政治サスペンスへ！
3.クライマックスの“家康の言葉”が胸に刺さる
4.GACKT×野村萬斎×浜辺美波の競演！
5.笑いながらも考えさせられる“政治エンタメ”

偉人×AIという最強のアイデア！

この映画の魅力は、なんといってもその“発想の面白さ”。AI技術によって蘇った偉人たちが、現代の政治を動かすというSF要素に、史実や性格の再現が見事に融合しています。

織田信長（GACKT）は経済産業大臣として、強気な経済政策をバシバシ打ち出し、そのカリスマ性で一躍国民的ヒーローに。


豊臣秀吉（竹中直人）は財務大臣として「天下の台所」さながらの金勘定を披露しつつ、野心を隠さない不穏な存在感。

そして徳川家康（野村萬斎）は総理大臣として静かに全体を見守る“安定の象徴”として、まさに令和のリーダー像を体現しています。

加えて、紫式部（観月ありさ）や北条政子（江口のりこ）といった女性偉人たちの言葉にも重みがあります。政治を男性だけのものとしない、ジェンダーの多様性もさりげなく盛り込まれている点が今の時代らしいですね。

歴史の教科書でおなじみの名前が、現代社会でどう動くのか。“歴史×SF×政治”という異色の融合がクセになる面白さです。

コメディから一転、政治サスペンスへ！

物語の前半は軽妙な掛け合いや、歴史パロディ満載のコメディ調。しかし、中盤から一気に空気が変わります。

10か月後――徳川内閣は解散総選挙を迎えます。
コロナ禍を乗り切った家康派か？
カリスマ性で女性人気を独占する織田信長派か？
選挙戦がヒートアップする中、家康は理沙を呼び出し、ある“暗号”を探してほしいと依頼します。

「我らのプログラムには、危険なバグが潜んでいる。日本が誤った方向へ進む前に、見つけ出してほしい――」

そこから物語は一転して、政治サスペンス×ミステリーに！
理沙は龍馬（赤楚衛二）と協力しながら真実を追ううちに、トランプの“キング”と夢を食べるバクの絵にたどり着きます。

信長が天下を再び狙うかのように見えた瞬間、突如彼が消滅――！
物語は誰も予想できない方向へ転がっていきます。

このあたりから一気に緊張感が増し、秀吉（竹中直人）の暗躍が明らかに。
彼は実は、日本党幹事長・御子柴（酒向芳）と手を組み、人気絶頂の信長を利用して国民を煽動し、自らが国を支配するシナリオを描いていたのです。

コメディだったはずの物語が、いつの間にか「権力」「情報」「民意」といった現実的なテーマに変わっていく――。この転調の見事さは、まさに脚本の妙と言えるでしょう。

クライマックスの“家康の言葉”が胸に刺さる

クライマックスは、まるで歴史の再現劇のような迫力です。家康を閉じ込め、権力を握った秀吉が演説する場面。

「能無しの御前達は何も考えずとも良い。このワシが御前達の全て決めてやる！」その言葉には一理あり、観客の中にも“わかる気がする”と感じる人もいるでしょう。

しかし、そこで家康（野村萬斎）は静かに言い返します。「確かに秀吉殿の言うことにも一理ある。しかし、ワシは今の民を信じたい！」

この一言が、聴衆の胸を打ちます。家康が訴えたのは“民への信頼”、つまり民主主義の原点。他人任せではなく、自分たちの意思で未来を選ぶ――。
この映画が最後に伝えたいのは、まさにそのメッセージなのです。

理沙のラストの言葉も印象的です。「家康総理が信じると言ったように、ひとりひとりが考える成熟した日本人へならなければなりません」

未来を託すのは、過去の偉人ではなく、今を生きる私たち自身。
この言葉が、静かに心に残ります。

GACKT×野村萬斎×浜辺美波の競演！

本作の最大の見どころは、やはりこの豪華すぎる競演。織田信長を演じるGACKTは圧倒的な存在感。登場するだけで空気が変わるほどのカリスマ。

対する徳川家康役の野村萬斎は、静の中に熱を秘めたリーダー像を見事に表現。安寧と秩序を何より重んじる家康として、重厚な存在感を放ちます。

そこに浜辺美波が演じる理沙が加わることで、ドラマは現代的なリアリティを帯びます。ただの“歴史好き”な記者ではなく、冷静な観察眼と真っすぐな心を持つ若きジャーナリスト。

家康に信頼されながらも、信長の信念にも惹かれていく複雑な心情を、浜辺美波が繊細に演じます。

赤楚衛二の龍馬も爽やかで、緊張感の中に人間味を添える好演でした！彼らが交錯する場面は、単なる政治ドラマではなく、まるで哲学的な対話を見ているような深みがあります。

笑いながらも考えさせられる“政治エンタメ”

徳川家康、織田信長、豊臣秀吉、紫式部、聖徳太子……。
誰もが知る偉人たちが現代日本の政治家としてよみがえるという発想だけでも斬新ですが、実はその中に、今の社会を風刺するリアルなメッセージがたっぷり詰まっています。

たとえば、家康が掲げる「安寧の世」は、安定を重んじる日本の現状そのもの。一方で、信長が求める「変革の力」は、閉塞した社会を打破したいと願う人々の気持ちを代弁しています。

この“改革vs安定”というテーマが、笑いやテンポの良い会話の中に自然と織り込まれているのが秀逸なんです。

さらに、秀吉の派手なパフォーマンス政治、北条政子の鋭いツッコミ、紫式部の文化発言など、キャラクターごとの個性が抜群。

それでいて、「あれ？これって今のニュースにも似てるかも…」とハッとさせられる瞬間が何度もあります。

まるでバラエティ番組のようなテンポで進みながらも、最後には“私たちは誰を選ぶのか”“この国をどうしたいのか”という問いが静かに心に残る。

笑って見終えたはずなのに、気づけば深く考えさせられている──そんな不思議な余韻を残す、新感覚の社会派ドラマです。

以上が、映画【もしも徳川家康が総理大臣になったら】の笑って泣ける社会派エンタメでした。

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総合評価＆あらすじ

あらすじ

ピンチだよ、偉人集合! 最強ヒーロー内閣、ここに爆誕!!

時は2020年、コロナウィルスが猛威を振るい日常を奪われた日本。
国内どころか世界中が大混乱に陥る中、首相官邸でクラスターが発生、あろうことか総理大臣が急死。
そこで政府が実行した最終手段、それは「AI・ホログラムにより歴史上の偉人たちを復活させ、最強内閣をつくる」という前代未聞の計画だった。
総理大臣を託されたのは“江戸幕府を作り上げた伝説の男”徳川家康（野村萬斎）。
そして、日本史に燦然と輝く大スターたちが議員バッジをつけて入閣。
官房長官を“幕末の風雲児”坂本龍馬（赤楚衛二）、経済産業大臣を“最強にして最恐の革命家”織田信長（GACKT）、財務大臣を“空前の成り上がり者”豊臣秀吉（竹中直人）、
ほかにも紫式部（観月ありさ）、聖徳太子（長井短）、北条政子（江口のりこ）、徳川吉宗（髙嶋政宏）、徳川綱吉（池田鉄洋）、足利義満（小手伸也）など
通称≪偉人ジャーズ≫によるドリームチーム内閣が誕生する。
圧倒的なカリスマに加え、政策を推し進める“えげつない”実行力に人々は驚愕し、日本中が熱狂していく。
そんな中、テレビ局の新人記者・西村理沙（浜辺美波）はスクープを取ろうと政府のスポークスマンである坂本龍馬に近づくのだが、
ひょんなことから偉人ジャーズの活躍の裏に渦巻く黒い思惑に気付いてしまう――

果たして、陰謀の正体とは？
そして、日本史に新たに刻まれる“事件”の真相とは?! 続きは劇場で!

もしも徳川家康が 総理大臣になったら　公式

スタッフと主要キャスト

スタッフ　監督　　　　：武内英樹
脚本　　　　：徳永友一
原作　　　　：眞邊明人
製作総指揮　：臼井央
撮影　　　　：谷川創平
美術　　　　：棈木陽次
編集　　　　：松尾浩
主題歌　　　：新しい学校のリーダーズ「Change」
配給　　　　：東宝
制作プロダクション：TOHOスタジオ
製作　　　　：「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
キャスト西村理沙（ＴＶ局の新人記者）：浜辺美波
坂本龍馬（内閣官房長官）　　：赤楚衛二
徳川家康（内閣総理大臣）　　：野村萬斎
織田信長（経済産業大臣）　　：GACKT
豊臣秀吉（財務大臣）　　　　：竹中直人
徳川吉宗（農林水産大臣）　　：髙嶋政宏
徳川綱吉（厚生労働大臣）　　：池田鉄洋
北条政子（総務大臣）　　　　：江口のりこ
紫式部（文部科学大臣）　　　：観月ありさ
聖徳太子（法務大臣）　　　　：長井短
石田三成（財務副大臣）　　　：音尾琢真
土方歳三（警備隊）　　　　　：山本耕史
吉田拓也（財務省官僚）　　　：足立英
島川徹（情報番組司会者）　　：小籔千豊
御子柴学（日本党幹事長）　　：酒向芳
公開2024年7月26日
上映時間110分
Wikipedia

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まとめ

映画【もしも徳川家康が総理大臣になったら】の笑って泣ける社会派エンタメについて解説しました。

今回紹介したのは、下記の「5点」です。

1.偉人×AIという最強のアイデア！
2.コメディから一転、政治サスペンスへ！
3.クライマックスの“家康の言葉”が胸に刺さる
4.GACKT×野村萬斎×浜辺美波の競演！
5.笑いながらも考えさせられる“政治エンタメ”

いや～歴史上の人物が総ぞろいしたなぁ～
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