映画【ブルーピリオド】　ネタバレ　撮影秘話まとめ

映画
2025.10.01
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映画【ブルーピリオド】は青春と芸術を描いた感動作ですが、その裏側には驚きの撮影秘話が隠されています。猛暑での冬シーン撮影や、役者陣の本気の絵の挑戦など、作品をより深く味わえる裏話をまとめました。

映画【ブルーピリオド】の撮影秘話について解説します。

今回紹介するのは、下記の「5点」です。

1.眞栄田郷敦さんの撮影秘話は？
2.高橋文哉さんの撮影秘話は？
3.板垣李光人さんの撮影秘話は？
4.萩原健太郎監督の撮影秘話は？
5.その他　小ネタまとめ

眞栄田郷敦さんの撮影秘話は？

八虎を演じるにあたり

「八虎と自分が似ている部分が多く、自然に役へ入り込めた」と語っています。だからこそ八虎の苦悩もリアルに感じ、一緒に苦しんだそうです。

特に合格発表や母への電話シーンは感情があふれる瞬間で、あえてテストはせずに本番一発勝負に挑んだとのこと。役者としての拘りを感じます。

八虎との共通点は？

芸大受験を経験していることから「正解のない世界で悩む苦しみ」や「努力が認められた時の喜び」をよく分っている…と。

そんな経験があるからこそ、八虎の気持ちに自然と寄り添えたと語ります。また、八虎の「どんな色にもなれる」という特徴に、自分も場面によって人が変わる部分を重ねて共感したとのこと。

高校時代は「本当の自分は何者なのか」と悩んでいたそうですが、俳優の仕事を始めて自信やアイデンティティを見つけられたと振り返っています。

役と自身が重なる部分が多かったからこそ、八虎をリアルに演じられたのだと感じさせてくれる言葉です。

髪の毛の色は…

八虎の髪色に強いこだわりを持ち、八虎なら美容院ではなく、コンビニでブリーチ剤を買って自分で染めたはずと考えたそうです。

そのため、きれいな金髪ではなく、少しムラがあって黒髪が残るようなリアルさを意識。八虎の性格や背景を表す細部まで丁寧に作り込んでいるんです。

高橋文哉さんの撮影秘話は？

龍二を演じるにあたり

高橋文哉さんはユカちゃん役のために、わずか1ヵ月で徹底的に役作りを行ったそうです。外見を変えることを重視し、ネイルやエステ、ヨガに通い、おしりと胸を鍛えるトレーニングまで実践。

さらにスチーマーや美容液を使って肌を整え、YouTubeで「かわいくなる方法」を調べて片っ端から試したといいます。

歩き方や仕草も研究し、自宅では常にヒールを履いて生活して、環境から役に入り込む徹底ぶり。断食までして体を絞り込み、自由な時間をすべて役作りに費やしました。

まさに全身全霊でユカちゃんに挑んだ姿勢が伝わってきますね。

眞栄田郷敦さんの印象は？

「本当にパワーと人を巻き込む力がある」と感じたそうです。

作品に向けた郷敦さんの熱量や準備を間近で見て、自分はそれを支える存在でありたいと思ったと語ります。必要な時には自然に手を差し伸べられるよう心がけていたそうです。

板垣李光人さんの撮影秘話は？

世田介との共通点は？

板垣李光人さんは、自身の学生時代を振り返り「世田介と同じようにトガっていた」と語ります。

中高生の頃は「つまらない受験絵画を押しつけやがって」みたいな感じで反発していたそうですが、今思えばそれは未熟さゆえの気持ちだったとのこと。

人生の選択にはやりたくないことも必要で、受験のように主観が入る場面では迎合する柔軟さも求められると今は理解しているそうです。

世田介らしさを考える上で自分の過去を重ね、「あの頃は子どもだった」と振り返る一方で、好きな絵を描いているのに「誰がどう評価するのか」という疑問は今も抱いていると明かしています。

眞栄田郷敦さんの印象は？

撮影現場では「郷敦さんを中心とした太陽系のようだった」と表現しています。

特にラストの受験シーンではキャストもスタッフも一体感に包まれ、郷敦さんの静かで内に秘めた熱が周囲を引き寄せていたと語り、その存在感を「強い引力を持つ人」と評しました。

萩原健太郎監督の撮影秘話は？

映画化の経緯は？

きっかけは、2020年初夏に自身の作品『サヨナラまでの30分』を観たプロデューサーから『この漫画を一緒に映画化したい』声をかけられたことでした。

他の映画会社やテレビ局の連ドラ構想も候補に挙がっていましたが、最終的に監督側の企画書と演出プランが選ばれ、映画化が実現したそうです。

漫画原作の実写化へのこだわりは？

監督は「漫画をそのまま再現するだけなら実写化する意味がない」と考え、原作の核心を大切にしつつも映画として独立した作品を目指したそうです。

そのため撮影現場に原作を持ち込むことはせず、映画『ブルーピリオド』ならではの表現を重視したと語っています。

この考えがあるから、原作漫画の名シーンを期待していたファンの方達との相違点があるんですね。でも、監督の考えを理解して上で映画を観ればきっと楽しめるはずです。

渋谷の朝のシーンは…

監督は「絵を描くのはアナログな行為だからこそ、映画でもできるだけCGを使わず表現したい」と考え、特に渋谷の早朝シーンにこだわったそうです。

制作部は何度もロケハンを重ね、実際に撮影した渋谷は想像以上に青く、原作の山口つばささんも同じ青を見て描いたのではと感じたといいます。

ただ撮影許可は難航し、渋谷警察には1年近く断られ続け悔し涙を流したことも。それでも工夫を重ね、最終的に109から許可を得て駐車スペースに特殊車両を停め、20メートルカメラを突き出して夜明け前のわずか1時間で撮影を敢行。

CGで街を再現しシミュレーションまで行った、徹底的な準備の末に実現したシーンだったのです。

その他　小ネタまとめ

こだわりの衣装合わせ

製作陣は「コスプレにはしたくない」との思いから衣装や髪色に徹底的にこだわり、八虎の制服姿は原作を超えてリアルに表現されました。

自然な髪の質感や雰囲気に加え、薬師丸ひろ子さん演じる佐伯先生との並びは違和感がなく、監督も「ずっとこうだったように自然」と感嘆したほどだったそうです。

代役無し

製作陣の「代役を立てず、キャスト自身が絵を描く」という方針のもと、出演者たちはクランクイン前から絵の練習を開始しました。

眞栄田郷敦さんは2022年末から新宿美術学院（現・ena美術）の名物講師・海老澤功さんに師事し、基礎から本格的に学習。短期間で上達し、「受験しても合格できる力がある」と太鼓判を押されるほど。

ところが、美術初心者である八虎を表現するシーンでは、その上達ぶりが思わぬ壁に。鉛筆の持ち方や姿勢が“描き慣れている人”に見えてしまい、監督も「目線からして上手そう」と苦笑したといいます。

実際、海老澤さんも「一度慣れてしまうと下手に描く方が難しい」と悩む場面も。そこで眞栄田さんはモニターで自分の動きを確認しながら、鉛筆を直角に持つ工夫や「描くことに夢中な様子を見せる」といったアドバイスを受け、あえて“素人っぽさ”を出すための試行錯誤を重ねました。

こうした細部への徹底的なこだわりが、リアルで説得力ある映像につながったのです。

芸大受験の合格発表シーンは…

京都での撮影は真夏の38度という猛暑の中で行われたのに、なんと物語は冬のシーン。キャスト陣はダウンを着込んで演じるという過酷な状況でした。

眞栄田さんによると、撮影中にはカメラマンの光岡さんが「空がどう見ても夏だ！冬に見えない！」と嘆いていたそうで、思わず笑ってしまうような裏話が残されています。

以上が、映画【ブルーピリオド】の撮影秘話でした。

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見どころ（おすすめポイント）は？

見どころ①：進路に悩むリアルな姿

「好きなことを仕事にしていいのか？」という八虎の葛藤は、多くの観客が共感できるポイント。

親や周囲の期待と、自分の本心との狭間で揺れる姿は、まさに誰もが通る“進路の分かれ道”のリアルな縮図です。

受験に挑む緊張感や不安、夢を追う勇気が丁寧に描かれており、自分の学生時代や今の人生と重ね合わせながら観られるのも、この映画ならではの魅力です。

見どころ②：役者陣の成長と挑戦

絵や所作だけでなく、役者一人ひとりが役に向き合い「自分の殻を破る挑戦」をしています。とくに眞栄田さんは、美術の基礎から学び直した経験を役作りに落とし込み、演技だけでなく本物の表現者として成長していきました。

監督や講師とのやりとりを経て作り上げられるキャラクターは、観客にも“努力する姿のリアルさ”として伝わります。俳優たちが実際に挑戦し続けた時間が、そのままスクリーンに刻まれているのも本作の見どころです。

みんなの評判は？

まとめ

映画【ブルーピリオド】の撮影秘話について解説しました。

今回紹介したのは、下記の「5点」です。

1.眞栄田郷敦さんの撮影秘話は？
2.高橋文哉さんの撮影秘話は？
3.板垣李光人さんの撮影秘話は？
4.萩原健太郎監督の撮影秘話は？
5.その他　小ネタまとめ

いや～色々な撮影秘話があったなぁ～
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映画【ブルーピリオド】は、美術を通して「自分らしさ」と「心の葛藤」をリアルに描き出した青春ドラマ。八虎・龍二・世田介の心の揺れ動きに注目し、ネタバレ感想とともに物語の魅力を深掘りします。
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2025.09.25

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