映画【身代わり忠臣蔵】　ネタバレ　伏線とまとめ

映画
2024.10.08
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2024年2月9日に劇場公開された映画【身代わり忠臣蔵】。日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を受賞した「超高速！参勤交代」の土橋章宏による同名小説を映画化。ムロツヨシが吉良上野介と弟の二役を演じて話題になりました。

バレたら打ち首、良くて切腹。ムロツヨシが究極の身代わりミッションで危機を乗り越えられるのか？

映画【身代わり忠臣蔵】の伏線とまとめについて解説します。

今回紹介するのは、下記の「5点」です。

1.吉良家の四男坊
2.塩
3.身代わり
4.吉原での再会
5.討ち入り

吉良家の四男坊

高家筆頭の吉良上野介(きらこうずけのすけ)･(ムロツヨシ)には、四男坊の孝証(たかあき)･(ムロツヨシ二役)がいました。

孝証は、出家して僧侶になりましたが、ろくに修行もせず、楽をしてお金を稼ごうと町人にお布施を求める始末。

上野介は、横柄な態度で家臣にも罵詈雑言を浴びせる傲慢な性格。一方、孝証は、兄とは真逆な性格で明るくてちゃらんぽらんだが、人に優しい一面を持っていて、顔や声は兄にそっくり。

お金に困ると上野介の屋敷にやって来るので兄からも家臣からも相手にされない存在。そんな時に、上野介が江戸城内で浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)･(尾上右近)から刃傷沙汰で大怪我をしてしまう。

老中の柳沢吉保(柄本明)に申し開きをする必要があり、切られた上野介に変わって孝証に白羽の矢が立ちます。そうです。身なりさえ整わせれば、瓜二つなんで身代わりとしての役目が回ってきます。

この一人二役は、まさに「ムロツヨシ劇場」でした。クセ強めで味のある役者さんです。この役を他の人がやるなら…阿部サダヲぐらいかな(笑)

塩

映画冒頭からお腹を空かせて孝証は物乞いまがいの行動をする。町人とお布施をめぐって争った弾みで川に落ちてしまいます。

川で流されたところを大石内蔵助(おおいしくらのすけ)･(永山瑛太)に助けられます。その際に懐から差し出されたのは塩飴でした。お金と勘違いしたのが塩飴と分かり不満顔でした。

当時の赤穂藩は塩の産地。この塩の利権を狙った陰謀も起こります。更には、吉良上野介の生死にも塩が絡んだ伏線がありました。

上野介の死に絡んだ伏線では、吉良家の家老の斎藤宮内(さいとうくない)･(林遣都)が得意だった漬物も絡んできます。本編では、これが功を奏しました。

身代わり

江戸場内での刃傷沙汰事件は、吉良上野介にも吉良家も窮地になります。武士が相手に背をむけた不名誉な逃げ傷についての申し開きが必要になりました。

ところが、上野介の傷は、思っていたよりも深くて動けない状態でした。早く説明をしないといけない状況。

慌てた家老の斎藤宮内(さいとうくない)･(林遣都)は、顔も声も似ている孝証を身代わりにして窮地を脱しようと思いつきます。

吉原での再会

孝証は、見事に上野介としての身代わりを果たして、斎藤宮内から約束されていた褒美のお金を持って吉原でどんちゃん騒ぎを始めます。

楽しそうに飲んで遊女をはベラかせていると、隣の部屋でも同様に騒いでいた男が酔った勢いで転がり込んできました。

その相手は、なんと！大石内蔵助(永山瑛太)でした。身綺麗になっていた孝証ですが、川に落ちて助けた時の坊主だと気付きます。その時以来の再会でした。

この再会で二人は完全に打ち解けて、どんちゃん騒ぎを続けて朝まで楽しみます…その後、討ち入りを共謀することにもなりました。

討ち入り

吉原で再会して、お互いの素性を明かした二人。孝証は、吉良家にも赤穂の浪士にも都合が良い結果は、身代わりになっている上野介の首だと悟っていきます。

両家の家来とその家族が納得のいく形。自分の首を切れと内蔵助に提案。内蔵助もまた、亡き主君への思いと浪士の気持ちを汲んでこの案にのることにしますが…

計画した通りとはいかないものの、示し合わせて納屋で『早く斬れ』と内蔵助に迫る孝証。ただの身代わりでもあり、既に友のような存在でなかなか斬れずにいたが…

覚悟を決めて振り下ろした刀は、誤って麻袋を切ってしまう。大量の塩と一緒に本物の上野介の遺体も落ちてきて…結局、その遺体の首を切って仇討ちを果たします。

斎藤宮内の得意な漬物を漬ける塩がこんな形で役立って？しまうとは…

討ち入りのシーンは、やはり忠臣蔵。シリアスなシーンでもありましたが…ここからは、世紀の茶番劇の始まりとなりました。

ここから先は、是非、本編でお楽しみになって下さい。

以上が、映画【身代わり忠臣蔵】の伏線とまとめでした。

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総合評価＆あらすじ

忠臣蔵の史実を上手に組み込んで独自のエピソードを交えたのが面白かったです！ホントに上野介が亡くなっていたらどうなってたのか？なんて考えたりしました。

兎に角、「ムロツヨシ」でした。誰が見てもムカつく上野介と徐々に心変わりしていく孝証の二役を見事に演じていました。ラストのシーンは、急な展開で見ていてビックリしました…

タイトルとムロツヨシ主演でコメディ路線は想像がつきましたが、最終的にはそれを上回る面白さと感動するシーンが合わさり、楽しめた映画でした。また、時間があれば観たいと思いました。

あらすじ

嫌われ者の殿・吉良上野介（ムロツヨシ）が江戸城内で斬られ、あの世行き！
斬った赤穂藩主は当然切腹。だが、殿を失った吉良家も幕府の謀略によって、お家存亡の危機に！！ そんな一族の大ピンチを切り抜けるべく、上野介にそっくりな弟の坊主・孝証（ムロツヨシ）が身代わりとなって幕府をダマす、前代未聞の【身代わりミッション】に挑む！
さらに、敵だったはずの赤穂藩家老・大石内蔵助（永山瑛太）と共謀して討ち入りを阻止するというまさかの事態に発展！？ 幕府に吉良家に赤穂藩も入り乱れ、バレてはならない正体が…遂に！？
果たして孝証(たかあき)は、江戸を舞台に巻き起こる
一世一代の大芝居【身代わりミッション】をコンプリートできるのか！

身代わり忠臣蔵　公式

作品スタッフと主要キャスト

スタッフ　監督　　：河合勇人
脚本　　：土橋章宏
原作　　：土橋章宏『身代わり忠臣蔵』（幻冬舎文庫）
企画・プロデュース：橋本恵一
撮影　　：木村信也
配給　　：東映
製作プロダクション：東映京都撮影所
製作　　：「身代わり忠臣蔵」製作委員会
キャスト吉良孝証 / 吉良上野介：ムロツヨシ
大石内蔵助：永山瑛太
大石りく　：野波麻帆
浅野内匠頭：尾上右近
堀部安兵衛：森崎ウィン
原惣右衛門：星田英利
桔梗　　　：川口春奈
斎藤宮内　：林遣都
高尾太夫　：橋本マナミ
徳川綱吉　：北村一輝
柳沢吉保　：柄本明
ナレーション：森七菜
公開2024年2月9日
上映時間119分

みんなの評判は？

まとめ

映画【身代わり忠臣蔵】の伏線とまとめについて解説しました。

今回紹介したのは、下記の「5点」です。

1.吉良家の四男坊
2.塩
3.身代わり
4.吉原での再会
5.討ち入り

いや～笑いと感動があって楽しめたなぁ～

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