映画【ある男】 ネタバレ 原作との違い その他まとめ

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日本アカデミー賞で主要8部門で最優秀賞を獲得した映画【ある男】。離婚した後に出会った男と新たに育まれた娘らと家族4人で幸せな暮らしをしていたが…不慮の事故で亡くなった夫の兄から『これ弟ではない』と告げられる。愛した夫は一体誰なのか?

映画【ある男】の原作との違いについて解説します。

今回紹介するのは、下記の4点です。

1.城戸の内面描写が少ない
2.谷口の家庭環境
3.もう一人の戸籍交換
4.映画でカットされた部分

城戸の内面描写が少ない

原作の城戸(妻夫木聡)は、東日本大震災以後、横浜の住居で地震や津波を恐れていました。しっかりと対策したいと思っているが、満足がいくようにはなっていない状態でした。

他にも恐れる事が。関東大震災当時に、デマなどで朝鮮人を虐殺する事件も脳裏から離れないでいる。在日コリアンとしての問題を抱えており、常に民族差別のようなものに不安を持っていました。

映画では、在日コリアン3世ともなれば、差別もそれ程キツイ感じではないが、一番気にしていたのは当の本人だけなのかも。ただ、本人の心理描写も少なく、心の持ちようが不明な感じでした。

時より見せる、切れるような態度が自身の複雑な胸中を自制が出来てない瞬間だったのかも。

谷口の家庭環境

老舗旅館の次男坊として生まれ、何不自由なく生きてきたような本物の谷口大祐(仲野太賀)ですが、戸籍を交換したくなるほどの理由があったのか?映画では描かれていませんでした。

原作では、幼い頃から長男の恭一(眞島秀和)と何かにつけて比べられていました。典型的保守的な親の元で育ち、その価値観の違いに苦しみながら生活していました。旅館は、長男の恭一が引き継ぎました。

更に父の病気で臓器移植をすることになります。危険が伴うこともあって拒みたいところが、やらざるを得ない事態にさせられて逃げ出してしまいます。

また、この長男は、映画でも嫌な性格の人物でした。口から出る言葉は嫌味こととばかりでした。ホントに嫌な奴でした。

もう一人の戸籍交換

原作では、戸籍交換した人物で「田代正蔵」という男が居てました。映画では登場しませんでした。

殺人を犯した父の苗字・小林誠から母の旧姓・原誠になり、最初に戸籍交換したのが曽根崎義彦でした。この曽根崎義彦は、ヤクザの息子でした。その境遇に嫌気がさして戸籍交換を行います。

さらには、「田代正蔵」という知的障害を負ったホームレスとも戸籍交換をして、姿を消します。戸籍交換した後の「原誠」は、万引きをして捕まっています。

映画でカットされた部分

原作に忠実だったのは、戸籍交換を行って自分の境遇から逃げ出しているところ。交換したそれぞれの家族、恋人と城戸が追っていく流れは一緒。

最初のバーでのセリフ

原作では、最初のバーでのシーンで城戸(妻夫木聡)は偽名を使っています。ふらりと宮崎のバーに入って本物の「谷口大祐」の過去を語っています。

伊香保温泉の旅館の次男坊になりきって他人の人生を楽しんでいるかのようでした。そして、ラストシーンのバーでは「城戸」を名乗っています。

映画の方は、最初のバーのシーンが少しあって、最後のシーンで「谷口大祐」の過去を話していました。そして、名前を言うところで本編が終了してしまいます。

谷口と城戸の出会い

映画では、喫茶店にやってきた「谷口大祐」と「城戸」は会いませんでした。かつて恋人だった美涼(清野菜名)だけが再会を果たしました。

原作では、曾根崎の風貌も変化して、ヤクザそのもののようになっていました。戸籍交換した後は、自身が毛嫌いしていた兄の恭一みたいな嫌味たっぷりな男に。

その他では…

原作では、
夫だった谷口大祐(窪田正孝)の生きてきた境遇に同情するように里枝(安藤サクラ)の目線も描かれています。

城戸(妻夫木聡)は、奥さんの香織(真木よう子)とは既に不仲になっていました。在日朝鮮人に対するヘイトスピーチや死刑制度についての内容などもカットされていました。

映画なので、全ての背景を描くには時間が足りないです。上手に枝葉の部分をカットしています。

以上が、映画【ある男】の原作との違いでした。

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印象に残ったセリフ・シーン

印象に残ったセリフ

『本当のことを知る必要はなかったのかもしれない』

全ての調査が終わり、報告書を持参した城戸に里枝が言った言葉です。

自分が知っている夫の身元が違って、疑心暗鬼になったこともありました。過去を知ることで苦しんで生きてきたこと、長男が父として慕っていたこと等で過去はそれほど関係無いと思えていました。

一緒に家族4人で過ごした時間が、彼にとっても里枝や子供たちにとっても幸せで有意義なものだった。それが分かって気持ちはスッキリしたようでした。

印象に残ったシーン

何と言ってもラストシーンですよね。身元調査を始めてから、在日コリアンとして生きてきた城戸が谷口の生活に憧れるかのように語るシーン。

城戸のように社会的地位や真面目に生きてきた男でさえ、時には人生をやり直したい、別の生き方をしてみたいと思うこともある。真面目だからこそ、人の幸せな生き方に価値を感じていたのかも。

こんな人にオススメ

実力派俳優陣の名演が話題の映画でした。特に妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、柄本明 等が見応えのある演技でした。それぞれの俳優さんのファンはもちろんの事、2022年の映画界の話題をさらった作品。見始めからラストシーンまで引き込まれていく展開とラストの衝撃。

面白い作品、引き込まれる作品が観たいと思っている映画ファンの方には、かなり満足がいく作品だと思います。筆者自身も大好きな映画になりました。

みんなの評判は?

まとめ

映画【ある男】の原作との違いについて解説しました。

今回紹介したのは、下記の「4」です。

1.城戸の内面描写が少ない
2.谷口の家庭環境
3.もう一人の戸籍交換
4.映画でカットされた部分

いや~凄く引き込まれる映画だったなぁ~

ん~もう1度見てみたいなぁ…

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